『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』作者・さくらももこさん逝去、53歳の若さで

『ちびまる子ちゃん』『コジコジ』などを世に送り出した漫画家・さくらももこさん。
昨日、彼女の訃報が公表されました。
2018年8月15日、53歳という若さでの逝去でした。
シュールコメディを描く女性漫画家という印象
さくらももこさんは1984年にマンガ家としてデビューし、
『ちびまる子ちゃん』で一躍人気作家となりました。
アニメでは人情味の有るホームコメディといった感じの『ちびまる子ちゃん』ですが、
原作は中々シュールだったりブラックユーモアに溢れていたりと
さくらももこさんならではのセンスあふれる作品。
『コジコジ』に関しては中々原作よりなテイストなアニメになっていたことも有り
個人的にはそちらの方が好みな作品でした。

漫画を描く傍らで発表したエッセイも好評で、
初期の3作品『もものかんづめ』『さるのこしかけ』『たいのおかしら』は
ミリオンセラーになったほどの人気作です。
更にはアニメ主題歌『おどるポンポコリン』や『走れ正直者』、
『コジコジ銀座』など作詞でも才能を発揮され、
一時期はラジオパーソナリティを務めるなど
マルチな活躍をされていました。
全作品を買い集める程のファンではありませんでしたが、
『ちびまる子ちゃん』は幼少期に、
『コジコジ』は高校生の頃にアニメを見て楽しませていただき、
原作のマンガも読ませて戴きました。
というか『コジコジ』は今も朝の再放送を楽しませてもらっています。
上述の初期のエッセイも読ませて戴いていました。
ご主人のトランクスを履きながら猿の真似をして階段を転げ落ちた話や
大麻実さんの話など、
独特のセンスが光るお話でたくさん笑わせてもらった記憶があります。
今日の『コジコジ』の再放送では追悼テロップを流しておりました。
「陰の風が吹き、滅の雨が降る」とまでは行かずとも、
それに近い心情の現在。
世間のファンの方々はそれ以上の思いかと思います。
アニメは放送継続、訃報を受け内容変更も
フジテレビは訃報を受け、『ちびまる子ちゃん』の放送の継続と、
9月2日放送の内容を変更を発表されました。
2011年10月に原作25周年を記念し放送された
「まる子、きょうだいげんかをする」と
「まる子、つづらの中身が知りたい」の2本を再放送するとの事。
「まる子、きょうだいげんかをする」はアニメ放送第1話で放送されたエピソードのリメイク、
ノートを巡ってまる子とおねえちゃんの喧嘩が勃発するストーリーになっています。
最近は見ていませんでしたが、
久しぶりに日曜夕方6時の放送を見ようと思います。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
放送開始20周年記念さくらももこ劇場 コジコジ Blu-ray Vol.2