『わたモテ』喪141 あらすじとネタバレ感想~従妹、襲来

ガンガンオンラインにて連載中、谷川ニコさんの
『わたモテ』最新話が公開されました。
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喪141【モテないしきーちゃんと高校に行く】

怒涛の三日間が終わり、日がな一日部屋でゴロゴロする智子。
その内やる気も出るだろうと寝転ぶ彼女でしたが、
突然の訪問者により平穏が一気に崩れ去ってしまいます。

戸を開け現れた少女と目が合うや否や、これから始まる一日を思い
気合を入れる智子なのでした。

冬休み以来、久々にやってきたきーちゃんこと希心。
今年は受験で忙しいだろうからと早めにやってきたそう。

大学の話は置いておいて、見せたいものが有ると
鞄からDVDを取り出し再生します。
流れてくるのは、一世を風靡したけものアニメ。

お姉ちゃんも好きでしょ?と尋ねてくる希心。
それに対し智子は彼女がケモナーだったことと、
あれだけ人気だったにも関わらず
この作品を未見だったことを思い返します。

折角だし見てみるかと二人で観賞。
見てるだけなら希心が奇行に走る事も無いだろうと保険も兼ねて。

つまらないかなと問いかける希心に
萌えアニメはあまり見ないと答える智子。
希心はそんな彼女の答えを曲解し、
もっとHなモノじゃないとダメかなと一人考えます。
好みを更に知る為に好きなモノある?と智子に問うも、
明らかに見当違いの答えが。

あいかわらずびっくりさせるなと思う希心でしたが、
何だか智子の雰囲気が変わった気がしている様子。
大人びてきている様な気がするし、
昔の彼女なら予定なんて書かなかった。
冷静に部屋を見回した希心は
テーブルの上に目を留めます。

ネズミーで買った耳と写真。
見てもいい?と返事を待たずに開くとそこには
友人に囲まれ写真に写る智子の姿が。

こんなに友達がいたのか、急にできたのか。
友だちが出来て変わったのか、写真を見ながら考える希心。

一通り目を通すと、突如智子の学校に行きたいと提案。
行ってもつまらんと返しますが、
私も通うかもしれないと言い出します。

そうなっては困る、わざわざ遠くから通う学校でも無いと必死に否定する智子。
言われながらも希心は後一年早ければ絶対通っていたと宣言。

でもそれは出来ないから、せめて一緒に行ってみたいと
渋る智子に願い出ます。
学校行くくらいなら良いかと了承する智子。
サイコ化が止まるかもしれないしと希望をこめて、
学校に向かうことにしました。
高校見学
制服を着て幕張秀英高校にやってきた二人。

見上げる希心に対し、智子は少しでもネガティブな印象を持たせようと
足元に犬の糞が有ると清掃の不出来をアピール。
中に入るなら見学の申し込みしないと話す二人の前に、
担任の荻野がやってきました。
従妹が学校見学を希望していると伝えると、
事務で手続きをと促されます。

ふと、2大「自分のストレスの元」が揃ってしまった事に気付いた智子。
高校ではどんな感じかと希心に尋ねられた荻野は智子の視線を感じ
任せておけとアイコンタクトを返すのでした。

そして、希心の目を見て彼女の学校での様子を伝えます。
希心ちゃんの自慢のお姉ちゃんである様に、
私にとって自慢の生徒。
いつも沢山の友達に囲まれていてクラスのムードメーカーだと。
智子はその言葉に対し、要らぬ気遣いが過ぎると
苛立ちと恥ずかしさを募らせるのでした。

表面上
荻野と別れ校内を歩いていると
反対方向から伊藤さんが歩いてきました。
いとこの学校見学と紹介すると、
琴美もサッカー部の応援に来ていると
智子的に全く要らない情報を提供してくれました。

特に話す事も無い二人。
黙り込んでいると希心が私も吹奏楽部ですとフォロー。
ティンパニーなので外で吹けるトランペットに憧れますと
和気あいあいと話す希心を見て、
智子はやはり希心の精神を疑うのでした。

同種
校庭ではサッカー部の試合が始まり、ホイッスルが鳴る前から
バッチリとスマホを構えた琴美が撮影を始めていました。

そんな彼女に撮ってんじゃねえよとツッコミを入れる智子。
何故ここにと驚く琴美に希心を紹介します。
智子の従妹という事は、即ち智貴の従妹でも有るという事。

殺意を込めた目で睨みつけてくる琴美を見返しながら、
彼女と智子の関係を考える希心なのでした。

苦手
グラウンドを走る智貴。
自分の学校だと声援あって良いなと話すチームメイトの言葉を聞きながら
一人考えます。
別に応援なんかでプレーに影響なんかでないが、
今までで一番アウェイ感あるのは気のせいか…と。

感想
とりあえず、今の高校生ってGWの平日も休みなの?
てっきり平日で登校編が再びと思ったら休みだし、
思いもよらぬ爆弾の登場で驚きですよ。
最近のリア充な感じですっかり忘れていた
サイコな従妹、きーちゃん。
久々に登場するも、思いの外肩透かしな流れに。
そりゃまぁケモナーだと思っていた従姉の為に沢山知識を仕入れてきたろうに
そのお姉ちゃんはフリースタイルに目覚めてるなんて夢にも思いませんよ。
大阪ではやってないんですよね、フリースタイルダ●ジョン。
自分も呂布●ルマがんばえー漢 a.k.a.●AMI負けるなーと
応援したかったものです(笑)

にしても、智貴も深夜番組を一緒にリビングで見る位
許してるんですねぇ。
やっぱ何だかんだでこの姉弟仲良いな。
番組についてどんな会話してるのか気になるわ。
希心の提案で突如休日の学校へと向かった智子。
担任の登場でストレスの元同士の初対面となりましたが、
あながち荻野先生の言葉も
間違いでは無くなってきている気がしなくもない。
自慢の生徒なのは全員そうでしょうし、
3年になってからは友達にも囲まれてるし、
自分からボケたりとムードも作ってるし。

先生の発言を聞いたきーちゃんのサイコ化は
「気を遣ってあからさまな嘘をついている様だから
やっぱり自分が何とかしないと」的なアレなのか、
それとも本当かどうかを知りたくなっているのか
よく分からない所ですが、その辺りは次回へ持ち越しなのかなー。

琴美を見る目がサイコ化していない所を見るに、
交友関係に関して突き詰めたいとかではないのかな?
まぁ逆に琴美がきーちゃんを見る目が狂犬化していますが(笑)
何だかんだで琴美とニコイチになりかけている朱里にも
頑張って手綱を握って貰わねばなりませんな。
伊藤さんの様になるには相当な鍛錬が必要そう。

ぼっちで小さい子相手でもマウントを取る事に必死になっていたケモナーの従姉が
いつの間にやら友達も出来てネズミーを満喫する様な女子高生に。
きーちゃんからすれば嬉しいやら寂しいやらでしょうな。
智子自身大人になったというのも有りますし、
他人の事気にかけたり思いやる様にもなっていますし
あの頃の様なサイコきーちゃんとの戦いはもう起きないと願いたい。
ですが、読者としてはそれはそれで面白くない。
折角なので智子を尊敬する後輩の雫ちゃんに登場いただいて
お姉ちゃんの素晴らしさを猛アピールしていただいたり
ウッチーにキモさを熱弁頂けたらと思います(笑)
今回のお話は熱烈な応援を受ける智貴のモノローグで幕を閉じましたが、
まだまだ長い一日は続きそう。
次回も引き続ききーちゃん回になりそうな気がしますが
はてさてどうなる事やら。
というか次回の更新予定が書かれてないんですよね。
本当はまだページが有る予定だったのか、入れ忘れただけなのか。
本当にはてさてどうなる事やらですが、
とりあえず作品紹介ページに記載の9月20日だと信じて行きましょう。
スマホアプリ「ガンガンオンライン」をインストールしておくと、
毎週月・木の12時過ぎぐらいに更新作品の通知が来るから便利ですよ。