『灼熱カバディ』第99話 あらすじとネタバレ感想~これだっ!これが逆境だ!!

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『灼熱カバディ』第99話より

裏サンデーにて連載中、武蔵野創さんの
灼熱カバディ』最新話が公開されました。

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第99話【中と外の連携】

大山律心・大和の攻撃。
リーディングレッグレイドの対策で陣を構えた能京でしたが、
まさかの突進に戸惑いを隠せません。

『灼熱カバディ』第99話より

脚を狙おうとするも動きが速すぎる上に
タイミングも掴めていない。
慌てる畦道は回避も考えますが、
そうなると王城を守る盾が無くなる。

的のでかい腰なら掴めるが、想定して浮かぶのは最悪のイメージ。

『灼熱カバディ』第99話より

その混乱を予想通りと、コートを見つめる亜川。
作戦とは自分たちの力を増幅させる他に、
相手に本来の力を引き出させない為のモノでもある。
そう考える彼は、大和に速い攻撃に切り替える様指示をしていたのです。

経験の浅い1年も想定外の流れにアドリブを求められる。
守る、止める、失点を防ぐため逃げる。
選択肢が多い上に相手のフィジカルの強さがまたそれを迷わせ、
守備の難易度を跳ね上げる。
正に理想的な指導者と選手の連携。

間近に迫っても考えあぐねいている畦道に
王城は手を出して自分は大丈夫だと伝えます。

『灼熱カバディ』第99話より

見事に大和の攻撃を避ける王城。
彼だけはこの事態にも落ち着いて対処出来ていました。

盾が無くてもやってこられたと王城を応援する宵越。
その横で、久納は驚愕の表情を浮かべています。

『灼熱カバディ』第99話より

スピードでは負けない、一瞬の応酬で確認した王城。
でしたが、問題はそこではなく今いる場所。

『灼熱カバディ』第99話より

コートの隅に追いやられた状況で逃げ場がない。
が、逆も然り。

『灼熱カバディ』第99話より

コート奥に来たら倒しに行くのが守備の鉄則。
その状況となったこの瞬間には、彼らの迷いも消えていました。

しかし、それすらも大和の予想の範疇だった様で。

『灼熱カバディ』第99話より

突如振り返り、狙いを関、伴の二人に切り替える。
コート最奥、バッチリ嫌なタイミングで来たなぁと
彼らの守備を評価する大和。
しかしそれは彼のキャッチャーという経験上、
理解しやすい行動なのでした。

『灼熱カバディ』第99話より

二人に触れ、自陣へと踵を返す大和。
でしたがそれを咎める様に、
その足に畦道が掴みかかりました。

『灼熱カバディ』第99話より

ここで止めなきゃ終わる、
その思いを込め満身の力で足を掴む畦道。
軸足を止めれば何とかなるかと思われましたが、
大和は体重移動で軸足を切り替え、
逆に畦道を床に抑えつけます。

『灼熱カバディ』第99話より

そのまま畦道の手を振りほどき、走り出す大和。

パワー、知恵、技術。
全てを兼ね備えたその選手をどう止めれば良いのか。

『灼熱カバディ』第99話より

畦道たちに絶望を植え付けたその攻撃手は、
一年生全員を振り払い自陣へと戻ることに成功しました。

『灼熱カバディ』第99話より

全滅狙ったんだけど、まぁ良いか。
自陣へと戻った大和がポツリと呟いた一言に
畦道は衝撃を覚えます。

3点取れて嬉しい、全滅が取れず悔しい。
そういった感情のある言葉ではなく、
ただ自身の行動が起こした結果を口にしただけ。
彼にとって自分たちが相手にされていないという事実。

『灼熱カバディ』第99話より

危機的状況に当たり、久納は宵越に出られる様準備をと声を掛けます。
しかし、それを見た亜川からすれば時すでに遅し。

『灼熱カバディ』第99話より

亜川からすれば、前回の攻撃時点で宵越を出すべきだった。
未知数の彼であればあわよくば得点を取り、
守備の状況を変えられたかもしれない。

開始二分で4点差、全滅の危機。
たった一つの判断ミスでこうなる。

『灼熱カバディ』第99話より

しかし久納一人を責められないと気遣いまで見せる亜川。
良い選手には期待してしまうものだとその点には理解を示します。

『灼熱カバディ』第99話より

安堂と共に見学に来た女子も、一人になった事に困惑します。
見に来ている観客たちも同様。
先の攻撃でボーナスしか取れなかった細身の攻撃手。
捕まれば全滅、口々に発せられる意見や評価。

『灼熱カバディ』第99話より

遠めでも分かる、筋肉の無い鋭角な肩。
その細い肩にのしかかる、想像を絶する何か。

『灼熱カバディ』第99話より

片や全滅目前、片や万全の守備。
しかし彼は深呼吸一つすることなく、
当然の様に死地に向かうのでした。

『灼熱カバディ』第99話より

感想

読者の誰もが予想していたであろう
大和の予想外の速攻に慌てふためく能京守備陣、
王城だけは想定の範囲内だった様ですが、
誰か一人でも事前打ち合わせでそういう話をしなかったのかなー。

初回攻撃時に色々モーション出してたんだから
「でももしかしたら走ってくるかも」と一言添えていれば
それだけでも状況は違った気がします。

『灼熱カバディ』第96話より

しかしながら大和本人のポテンシャルも高いんですよね。
緩急付けて攻撃するとか作戦も去る事ながら、
柔軟な対応と判断力分析力が半端ない。
更にフィジカル強いわ技術もあるわでもう非の打ち所がないですよ、
性格以外に(笑)

『灼熱カバディ』第95話より

選手だけでなく、監督の力の差もありありと見せつけてきますね。
今までは敵も味方もコート内の部長やエースが対応していた部分ですから
外から見て判断して指示する人間というのは大事だと思いますが
久納も能京のメンバーたちも慣れていない様子。

様々な場面で悔しさをにじませている今回の試合、
経験の糧としてここから活かしてほしい所ですね。

『灼熱カバディ』第98話より

大和に完敗してしまった一年陣。
遂に孤立してしまった王城。
正に「逆境」と呼ぶにふさわしいこの状況に
彼は怯えもせず笑いもせず、いつもの様に歩を進めました。

まぁ100点差になろうが試合が終わるまでは
負けてはいないと『逆境ナイン』でもやってましたが、
流石にカバディで100点差をひっくり返すのは無理そうだ(笑)

しかしこの危機的状況において、遂にお声のかかった
我らが主人公・宵越
遂にベンチウォーマーからチームのピンチを救う助っ人に昇格となるのか、
それとも再びベンチウォーマーに戻るのか、
次回の展開次第では有りそうですが
そろそろ活躍してほしい所ですね。

そんな期待と不安が入り混じる次回更新は10月30日。
訳有って3週間お休み。
記念すべき第100話での王城の活躍にご期待ください。

スマホアプリ「マンガワン」では、
そんな第100話を先読みで配信中。
孤軍奮闘する王城の活躍の他、
ちょい足しではこのマンガでは珍しいカラーイラストが公開。
本編でも活躍してほしい主人公のピンナップになっております(笑)

マンガワン

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