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『灼熱カバディ』第113話 あらすじとネタバレ感想~また一つ、夏が終わる

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『灼熱カバディ』第113話より

裏サンデーにて連載中、武蔵野創さんの
灼熱カバディ』最新話が公開されました。

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前回の感想はこちら

 

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第113話【無機質な熱】

守備の成功で沸き上がる能京メンバーたち。
それに対し、攻撃に失敗した大和は静かにチームメイトの元に歩み寄り、頭を下げます。

不倒の力を見誤った。
そう口にする彼の背中からは、明らかに落胆が見える。
しかしその顔は先の言葉や表情が演技でなかったと理解させるほどに、真剣そのもの。

『灼熱カバディ』第113話より

また終わるのか。
いつか追いかけた白球が頭を過ぎる。

嫌だ、とスイッチを切り替える大和。
状況を冷静に判断し、時間をつぶしに来る能京の策に乗るとメンバーに指示。
全滅して5点差より1点差のまま逆転を狙う、その作戦を考えるとこれからの流れを伝えます。

『灼熱カバディ』第113話より

大和の読み通り、能京は王城の体力回復も兼ねた時間稼ぎに移行。
大山律心からすれば1点差という事も有り、大量得点で再び逆転という可能性も取れるが、それも今や難しい。

『灼熱カバディ』第113話より

軽々しく攻め入る事の出来ない状況が続き、ただひたすらに時間が経過する。
そして、更に彼らを追い詰める最悪の展開へと進みます。

『灼熱カバディ』第113話より

王城の復活により全滅を取られ、結局5点差という大差が開いた。
全滅により全員が復活出来る状況を利用する為に大和は切り替えて作戦を考えます。

そんな彼を見て、勝っても負けても変わらないなと呟く立石。

『灼熱カバディ』第113話より

確かにな、と答える彼らを背に、大和は再び攻撃に向かいます。
彼の脳裏に浮かぶのは、野球部で闘っていたあの頃。

大和の言っている事はいつも正しい。
バッテリーを組んでいたピッチャーがそう言った。

『灼熱カバディ』第113話より

大和の言葉に、合理的なメニューを効率的にこなすだけが全てなのかと問うピッチャー。
彼は大和の言う無駄な事も好きだったと、思いを吐露します。

勝っても負けても変わらない大和に分からないだろうが、楽しくない。

『灼熱カバディ』第113話より

そう熱く語ったチームメイトは、高校に入ってからアルバイトに精を出しているそうだ。
別に責めも呆れもしない、自身の拘りや好きなモノが改めて考えてみればそれほどでもなかったというのはよく有る事。

『灼熱カバディ』第113話より

拘りや好きなモノも無い。
熱くなっても気の迷いと疑ってしまう。
何もないなら結果くらいは。

『灼熱カバディ』第113話より

必死の攻防で1点を奪い取った大和。
立ち上がる彼の手に肩を置いたのは、その健闘を讃えるチームメイトたちでした。

『灼熱カバディ』第113話より

自らの発言に対し、冷静じゃないなと律する立石。
大和じゃないんだからとメンバーも茶々を入れます。

そんなに結果が欲しいなら個人競技でもやればよかったのに。

そう言っていた過去のチームメイトの言葉。
しかし、そうではなかったと思える自分がいる。

『灼熱カバディ』第113話より

兜の緒を締め直す大和。
その言葉にメンバーたちも気を引き締めます。

残り時間も僅か、攻防が続く。

立石が、大和に語り掛ける。
大和はいつも通り、冷静に答える。

『灼熱カバディ』第113話より

質も量もきっちりと決められ、キツかった練習の日々。
自由なんてありもしなかった。
勝つ事を目的とした、効率的で傍から見れば無機質なチーム。

それでも、今までにないほどハッキリした目標が有った、充実した日々。

『灼熱カバディ』第113話より

1年生のあの時、何もやる気は無いと言っていた自分に大和はこう言った。
騙されたと思って、と。

あれから今まで、その言葉を信じて付いてきた。

『灼熱カバディ』第113話より

立石たちが鼓舞する声が聞こえる。
攻撃に向かう大和の口は、いつの間にか笑みを浮かべていた。

『灼熱カバディ』第113話より

今回は、気の迷いじゃないといいな。

自らの中に芽生えた感情を遂に肯定した大和。
そんな彼らの夏が、遂に終わりを告げるのでした。

『灼熱カバディ』第113話より

感想

1か月ぶりの『灼熱カバディ』、能京大山律心戦が完結!
19話に渡り描かれた熱い戦いは、能京高校の勝利で幕を閉じました。

なのですが、相変わらず描き方が上手いな。
前回の外園といい、相手の心理描写をしっかり書き込むからどんどん好きになる。

『灼熱カバディ』第90話より

まぁ外園は今回も出てますけど。
バトルドッジボール形式ならどんどん仲間に引き入れたいと思う、そんな戦いが続きます。

大和が場外に追いやられた事で1点差という点差以上に開いたお互いの優位性。
片やエースの抜けたメンバーたち、片やそのエースを倒した3人が構える守備。
大和と違いソコを切り替えられない点が金澤くんの課題でしょうね。
来年どう育つのかが今から楽しみですと言った感じ。

とはいえ、あの3人がいるコートに突っ込むなんて普通出来ませんって。
不倒とオラオラとゴリラですもの、怖いのなんのですよ。

ガチムチな二年生's
『灼熱カバディ』第92話より

と言っても時間経過で魔王再臨からの一撃死ですし、そう考えれば無理してでも取っておくべきだったかも。
常に変わり続ける戦況に柔軟に臨機応変に対応し続ける、何事もそうですが難しいものですなぁ。

大差が開き苦境に立たされても、それでも必死に戦い抜く大山律心のメンバーたち。
いつかの頃は楽しくないと言われ、それでも自らを信じ貫いてきた大和
彼に騙され、付いてきた彼らもその道をひたすらに突き進んだ。
そうして出来た絆は能京や他の学校に負けるモノではなく、これからも彼らの力となる事でしょう。

今回はしっかりと彼らの絆が描かれた回でしたが、最後の大和の笑みとこのシーン。

『灼熱カバディ』第113話より

立石のこの一言がね、すごくグッとくる。
こういうのに弱いんですよね。
努力が実っても実らなくても、そこに芽生える感情にこそ輝くものが有る。

冷静に、理知的に戦況を動かしてきた大和
その指示についていける様に鍛えてきたメンバーたち。
彼らを勝利させるべく、指導してきた亜川
最初は静かな坊主軍団とか思っていましたが、その実、中には燃え滾る炎を持ったスポーツマンたちでした。

『灼熱カバディ』第95話より

彼らに打ち勝ち、更なる一歩を進んだ能京高校。
それを糧に更に上へ進んで戴きたいものです。

次回更新は3月26日。毎週更新復活。
次の展開が気になる所ですが、ちょっと閑話休題。

スマホアプリ「マンガワン」では、そんな大山律心戦の先のお話や描き下ろしのちょい足しが公開中。
今回のちょい足しはこれまた更にグッとくる内容。
大山律心を少しでも好きになった人たちは見て戴きたい、そんなエピローグになっています。

マンガワン

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