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『灼熱カバディ』第120話 あらすじとネタバレ感想~奏和のゴリラは一人じゃない

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片桐は計算や作戦を立てるような男ではない
『灼熱カバディ』第120話より

裏サンデーにて連載中、武蔵野創さんの『灼熱カバディ』最新話が公開されました。

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前回の感想はこちら

 

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第120話【怒る日陰の男】

奏和高校対紅葉高校。
守備が残り二人となり全滅の危機に立たされた奏和高校でしたが、
副部長・片桐の特攻により佐倉を捕らえる事に成功。

片桐浩二が計算や作戦からかけ離れた男であることを知っている六弦は、
その特攻を支援すべく佐倉に組み付きます。

二人が組み付いたタイミングで、佐倉は身を捻り引き剥がしにかかりました。

回転で振り払う佐倉
『灼熱カバディ』第120話より

が、そのパワーに敵わず、一人も振り払う事が出来ません。

回転を止める六弦と片桐
『灼熱カバディ』第120話より

世界組の名は伊達じゃない。
いつもの様に、今回もそう評価される六弦。
実力も周りに劣る事無く、いかんなく発揮してきた。

高校に入り、カバディ部に所属した頃、
彼の力を見た先輩や同輩たちは自ら鼓舞し、気を引き締めていました。

六弦に付いていけない部員たち
『灼熱カバディ』第120話より

しかし、日を置く毎に一人また一人と六弦の練習についていく事が出来ず音を上げ、
抱いた気持ちは妬み嫉みへと変わっていく。

才能が違う、自分たちが敵おうなんておこがましい。
そういった、いつも通りの変化を起こす周囲の人間たち。
だがただ一人、片桐だけは違った。

片桐だけは六弦についてきた
『灼熱カバディ』第120話より

ひたすらに練習を重ねた三年間。
彼を振り切る事は出来なかった。

片桐を振り切れない六弦
『灼熱カバディ』第120話より

世界組ですら脅威を感じるパワーを持つ六弦と
彼と同じ量の練習を重ね続けてきた片桐。
その二人に組み付かれた佐倉は必死にあがいていました。

誰も気づかなかった異常
『灼熱カバディ』第120話より

六弦の支援が脅威的であるのは誰の目にも明らか。
佐倉にとって衝撃だったのは、その六弦のタックルの衝撃を受けて倒れない片桐だった。

つまりは、片桐は六弦の同レベルのパワーを持っているという事。
そう考えた佐倉は身を伏せよじり、這いずる姿勢に。

技術を行使する佐倉
『灼熱カバディ』第120話より

守備の二人が踏ん張りを利かない状態にする。
技術を用いて二人を制し、帰陣すべく身を乗り出します。

その時、何かを呟いた片桐。

黒い感情が見える
『灼熱カバディ』第120話より

彼には、才能やセンスなどは無かった。
有るとすればその練習量と、怪我をしない事。
それが裏目に出たことも有った。

片桐は厳しかった、自分にも他人にも
『灼熱カバディ』第120話より

誰もが音を上げた六弦の練習に付いていっていた片桐。
彼は自分にも他人にも厳しかった。

六弦が部長になっても、彼は選手よりの人間だった。
副部長という責任感の上、指導や育成、嫌われ役を一任される形となっていた。

ある日、彼の練習メニューに反対する部員がいた。

練習量で部員と揉める片桐
『灼熱カバディ』第120話より

その部員は言った。
六弦さん以上に練習している事も知っている。
だからこそ、今更異常な練習量をこなしても、分かってるでしょうと。

追いつかないんすよ!!
『灼熱カバディ』第120話より

部員との衝突は初めてでは無かった。
しかしその翌日、いつも一番に体育館にいる男が顔を出さなかった。

体育館に着いた六弦の携帯に、片桐から着信があった。
開口一番、助けてくれと呟く片桐。

家のドアが開けられないんだ
『灼熱カバディ』第120話より

家族は普通に出て行ったのに、鍵もかかっていないのにドアが開かない。
震えと汗が止まらない。

彼の言葉に明らかな異常を察した六弦が彼の家に着くと、その通りカギはかかっておらず。
扉を開いた六弦の目の前には、震える片桐の姿が有った。

何かの限界を迎えていた
『灼熱カバディ』第120話より

どんなにキツい練習にも弱音を吐かない真面目過ぎる男は、
何かの限界を迎えていたのです。

佐倉にしがみつく片桐は一人考えます。

微動だにしない二人
『灼熱カバディ』第120話より

あの日、この感情が確信に変わった。
何が世界組だ、何が天才だ。
スマートにこなす奴らが気に食わない、不器用な自分にも腹が立つ。

感情が先走り、勢い余って六弦を吹っ飛ばす片桐。

六弦を吹っ飛ばす片桐
『灼熱カバディ』第120話より

誰が悪いわけでもない。
だから、恥ずかしくて一生口には出さないだろう。

自分が嫉妬しているんだと、明確に意識する片桐。
彼はその激情に身を任せ、突っ伏している佐倉の身体を持ち上げ始めました。

遂にはちくしょうと声を出しながら、力を込める。
努力家なんて聞こえの良い物でなく、彼を動かすのは人には言えないもっと醜いもの。

ぶつけようのない怒りだ!
『灼熱カバディ』第120話より

佐倉の下敷きになる形で彼の攻撃を止めた片桐。
三人以下での守備成功により、スーパータックルが適用され2点が奏和に追加されました。

スーパータックル達成
『灼熱カバディ』第120話より

2得点でも追い出したのは佐倉一人。
2得点でも戻ってくるのも一人。
ですが、戻ってくるのは奏和のエース・高谷。

驕れるエース・高谷帰還
『灼熱カバディ』第120話より

1点有利でエースの欠けた紅葉。
ここから一気呵成に大量得点の可能性もあり得る。

一度の守備で作り上げた流れ。

片桐は戻ってきた高谷に気を付けろと忠告。
彼らは超高性能攻撃マシンなるもので練習しているらしいと続けます。

俺たちも導入しよう
『灼熱カバディ』第120話より

その一言で、頭は良くないみたいだなと右藤に突っ込まれる片桐。
しかし彼自身はなぜ気付かれたのかも理解出来ない様子。

六弦、高谷と2年連続でスタープレイヤーに恵まれた奏和高校で、
埋もれていた選手・片桐。
最終的には一人で佐倉を制し、高校最後の夏で初めてその実力を世間に見せつける事となるのでした。

日陰の男・片桐、遂に日の目を見る
『灼熱カバディ』第120話より

感想

奏和紅葉の熱い戦いが続く『灼熱カバディ』。
前回、特攻で佐倉を捕らえた片桐に対し、こいつが「奏和の頭脳か!?」みたいなことが言われていましたが、
1コマ目から部長・六弦に否定されました。
やっぱり能筋じゃねぇか(笑)

頭は良くないみたいだな
『灼熱カバディ』第120話より

ガタイも近いしパワー系かと思っていましたが、六弦の練習量に付いていって
同じトレーニングを重ねていたという事であれば同レベルの脅威という事ですな。
合宿前とはいえ、伊達を一人で引き摺った六弦が二人と考えると、
「技術を使ってでも帰ろうとする事が出来る」だけでも十分凄い気がする。

世界組として、上を目指す者として日々尋常でない量の練習を重ねていた六弦
常人には付いていく事が出来ない世界。
それでも片桐はただ寡黙に追いかけ続けた。

それはきっと彼自身の意地だったのでしょう。
他の部員たちが天才だ何だと六弦を別の人間にカテゴライズする中、
彼だけは「元世界組だから何だ」と食らいついていたのでしょう。

だからこそ、部員の言葉が彼を壊してしまったのだと思います。

「追いつけない」ではなく「追いつかない」。
前者はま本人の努力の問題ですが、後者はもうどうにもならないという事実を突きつけられるという事になります。
一文字違いが大違い。

結果、精神を病んでしまった片桐
不安障害の一種でしょうか、こうなってしまってはもう生活すらままならない程ですよ。

とはいえ、ここまで重症になってしまった人間が試合に出て
あまつさえお前も自分もみんなムカつくんじゃー!っと爆発出来るというのは、
六弦や他の部員たちの努力があったからなのかしら。
それとも「そうなった自分にも腹が立つ」と更にバカみたいに筋トレして忘れたのかしら。
その辺りは追々語られるのでしょうが、メンタル面をどうしたのかが気になって仕方ない。

高谷佐倉に一回逃げたのに云々って煽ってたけど、
後ろで片桐も「俺もこないだ病んで休んでたけどな」とか思ってたのでしょうか(笑)

『灼熱カバディ』第117話より

そんな精神的にも不安定だった片桐ですが、鍛え上げた筋肉だけは安定していました。
六弦の支援が無くとも、一人でも佐倉を止める事が出来る程の実力。

感情に任せて仲間すら吹っ飛ばすのは大問題ですが、
これはこれで「エースを単独で止められる力」を見せ付ける事が出来たので十分に効果はあるでしょう。

嫉妬の感情で世界組に食らいついた片桐
自身の不器用にすら腹を立て、力に変えたパワープレイヤー。

同じ嫉妬でも主人公の醜い嫉妬心とは大違い。

『灼熱カバディ』第69話より

これにより試合は1点差となり、片やエース復帰、片やエース不在という状況。
紅葉はじわじわと絞められるか一気に刈り取られるかという気もしますが、
そこは部長・右藤が何とかしてくれると信じたい。

次回更新は5月28日、1週間お休み。
高谷の攻撃を紅葉は凌ぐことが出来るのか、こうご期待。

ちなみに今回の片桐佐倉を止めた持ち上げ方ですが、
律心戦で伊達が繰り出した動きに似ていますね。

大和を持ち上げる伊達
『灼熱カバディ』第108話より

能京のゴリラこと伊達さん曰く、筋トレの一種デッドリフトの要領だそうで、
日常レベルでこの動きを繰り返している人間からすれば自然とああなるとの事です。

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