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『サクラコード』第十二華-五 あらすじとネタバレ感想~20年の時を経て、骨ノ鬼が再び世に現れる

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血の海に沈む鹿葦津
『サクラコード』第十二華-五より

COMIC GUMにて連載中、みなぎ得一さんの
サクラコード』最新話が公開されました。

最新話はこちらから

前回の感想はこちら

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第十二華-五(第45話)

奇怪な「右手」に襲われた福太郎たち。
その呪いが解けた合間を縫って一路三木へと走りますが、
眠る鹿葦津の元に向かった福太郎の眼前に、あらぬ光景が飛び込んできました。

食い破られた喉を押さえ、息も絶え絶えの鹿葦津。
慌てふためく福太郎ですが、壁に付いた手形に気付きます。

左手の手形。
先ほど福太郎たちを襲ったのは右手でした。
つまりあの時、両手首が侵入し各々に襲い掛かっていたという事になります。

鹿葦津に襲い掛かった左手
『サクラコード』第十二華-五より

あの時同じ様に襲われていたのだとしたら、三時間は経過している。
命の危険を感じ、急ぎ石長に報告する福太郎。

石長もモニタで確認をしており、金屋子に緊急の連絡を行っていました。

金屋子は合流地点まであと47分で到着との事。
それまでは石長の予備の生命維持装置を使えと指示。

ゴルゴーの血を鹿葦津に使えというのかと戸惑う石長。
抵抗はあるだろうが今はそれしか手段が無いと金屋子は冷静に諭します。

合流次第石長は新たな鎧を装着し、鹿葦津を応急処置の上アスクレペイオンへ向かう。
それが最善と納得する石長は、渋々了承を口にします。

予備の生命維持装置の所在を尋ねる福太郎でしたが、
石長はコレをと自らの鎧から装置を取り外し彼に手渡しました。

自らに使う装置を手渡す石長
『サクラコード』第十二華-五より

既に予備は無く、これが最後の一つ。
悩んでいる暇などなく、福太郎は石長に急かされて言われる通りに処置を施します。

装置が無くて、逆に石長は大丈夫なのだろうか。
福太郎の不安をよそに、トレーラーは合流地点へと走り続けます。

生命維持装置なしで大丈夫なのだろうか
『サクラコード』第十二華-五より

そして、三木城跡へと辿り着いた石長たち。
既に待ち構えていた金屋子はストレッチャーを出し、鹿葦津を受け取ります。

三木城跡で待ち構える金屋子
『サクラコード』第十二華-五より

戦捺羅<チャンドラ>と呼ばれた娘を見て、不愉快なデク造るの止めろと言ったよなと悪態をつく石長。
そうはいっても人手が必要で、現に今役に立っていると金屋子は言い返します。

ただ造るならまだしも、自分たちに似せているのが納得出来ない石長ですが、
事実鹿葦津を助けて貰っているだけに強く出る事が出来ません。

ドゾーwww
『サクラコード』第十二華-五より

気も過ぎるだろうと言いながらもふらつく彼女を抱きとめ、早く新しい鎧をと促す福太郎。
金屋子はそんな彼の胸元に有る筆を一瞥し、まだ乗っていたのかと彼に話しかけました。

今更ながら、自己紹介をする福太郎ですが、話は聞いていると彼の名を口にする金屋子。
お前のおかげでシスターズの仕事が大幅に遅れていると文句を言いだしました。

彼女らの人の良さに付け込み、遊び半分で乗り込まれては迷惑だと強く批判する彼女ですが、
石長は彼の知識で助かっていると擁護。

工場に篭もって運送に出ないから世間が狭くなったか?と言い返す石長に対し
金屋子は深くため息を吐きながら、もういいとあしらうのでした。

新たな鎧・大日王
『サクラコード』第十二華-五より

新たに石長に与えられた鎧、その名は<大日王>。
出てくるまで待っていた福太郎に対し、鹿葦津を診ててやれよと照れ隠しを言う石長。

二人で鹿葦津の元に向かおうとしたその時、萬善車王のコンテナが開きました。
見ると戦捺羅たちが勝手に荷下ろしを始めています。

荷物には「中央」そして「DENGER」の文字
『サクラコード』第十二華-五より

この積み荷の運送はここまでだと、金屋子が彼女たちに声をかけます。
万魔からここまでご苦労だったと労いを掛けますが、石長は理解が出来ません。

荷の中身を問う石長に対し、この地の話をしようと語りだす金屋子。

かつて多くの人が死んだ地
『サクラコード』第十二華-五より

つまり、現代の大霊場の一つという事だ。
脈絡の無い話に困惑する石長たちですが、気にせず金屋子は続けます。

私は部位を頂けなかった。
だが、あの方は仰ったのだ、と。

金屋子に言葉を与える白姫
『サクラコード』第十二華-五より

器を作る、別の役目がある。
そう白姫に言われた金屋子は、自らの目的を遂に口にします。

この手は大太の不足部位・破損部位を造る事が出来る
『サクラコード』第十二華-五より

何の話なのか一向に理解出来ない石長でしたが、その話に関わっていた福太郎には理解が出来てしまいました。
金屋子が話しているのは、大太解体魔人の話。

つまり巨人の義手・義足を造ると
『サクラコード』第十二華-五より

彼の言葉に笑みをこぼす金屋子。
それに答えるかの様に、合掌し呪文を唱えます。

呪文を唱える金屋子
『サクラコード』第十二華-五より

その呪文に呼応し、転経車が変形を始めました。
虚人・宝蓮華王<ブンダリーカ>と呼ばれたそれは人型に変わり、
彼女と同じ様に合掌を始めました。

立ち上がる虚人・宝蓮華王
『サクラコード』第十二華-五より

驚愕する二人をさておき、頭の回転が速いなと福太郎を褒める金屋子。
では、2か月前に「中央」外区で起こった大太魔人の同時多発テロは知っているなと更に問いかけます。

大太事件の時、福太郎は足洗邸で千束や於七と戦っていた。
それ以外の情報は深く知らず、それなりにとだけ返します。

大太テロに反応する福太郎
『サクラコード』第十二華-五より

色々な場所で結構な被害が有ったとか。
そう答える福太郎の言葉を肯定しながら、荷を開梱していく金屋子。

その荷の中に有ったのはその中の一事件である「中央」地下廃棄場のテロ首謀者の亡骸だったのです。

それは大太ノ骨ノ鬼 土雲八十梟師
『サクラコード』第十二華-五より

がしゃどくろ、十三太保。
自らを「廃棄王」と名乗り、反抗の狼煙を上げた大太魔人の一人。

義鷹や修羅道・梅夜たちによりそのテロは防がれ、彼は命を落としたのですが、
その亡骸が何故かこの地へと運ばれたのでした。

何故そんな物が。驚愕し詰め寄ろうとする石長でしたが、
立ち上がった宝蓮華王が手を伸ばしその亡骸を掴み上げてしまいます。

高らかに叫ぶ金屋子
『サクラコード』第十二華-五より

宝蓮華王の上に立ち、自らの実験を提言する金屋子。
「虚人・大太」の実施実験だと高らかに叫びます。

そしてその瞬間、悲鳴と共に跳ね起きる鹿葦津。
叫び声を上げる彼女の額に、謎の紋様が浮かび上がるのでした。

額に紋様が浮かぶ鹿葦津
『サクラコード』第十二華-五より

感想

令和初の『サクラコード』、
最近は月末の月一更新だったので気を抜いていたら更新されておりました。
しかもいきなり鹿葦津さん大ピンチ!から来たものだから1話見逃したかと思いましたよ。

前回、国光彦の手下である<亜九面>の一人に襲われた福太郎たち。
知らぬところで義鷹が参戦し難を逃れていたのですが
一難去ってまた一難、実は鹿葦津も襲われていました。

女性の寝込みを襲うなんてうらやまけしからん!とかいう物でもなく、喉笛掻っ切るという極悪な所業。
福太郎たちのデバフでジワジワに対し左手は豪快に攻めるな。

『サクラコード』第十二華-四より

というか、長の目当ての女性に対してそんなことしちゃうのかよとも思いましたが、
彼らの目的は「人性を殺し神性を起こす」のが目的だからそれでも良いのかしら。
何にせよ体が死ねば中身は一蓮托生だと思うんだけどなぁ。

石長の生命維持装置を一時的に貸与する形で何とか命を繋いだ鹿葦津
合流した金屋子さんも何か福太郎に対して辛辣ですが、
彼女からすれば「ウチの依頼の荷運びがお前のせいで遅れてるんやぞ!」ってなもんですものね。
彼女自身の崇高な目的?の為にはしっかり金屋子の武器を運んでほしい訳ですし。

『サクラコード』第十二華-三より

で、そんな金屋子さんによって届けられた新たな石長姉さんの武装<大日王>。
無量寿王><宝憧王>に続く第三の鎧なのですが、のっぺりしているというか何というか。

胸元のパーツが生命維持装置として、腰や肩のも別のパーツとして扱えるのか、
腰のパーツを引っ張るとリミッターが解除されてキャストオフするのだ的なモノなのか。
どちらの鎧とも違うタイプなのですが、どういった戦闘が出来るのかも気になる。

が、そのコスチュームチェンジを吹っ飛ばすかのような驚愕の展開がぶっ続けですよ。
御斎の人と金屋子が話し合っていた際に出ていた「」。
福太郎ではないだろうと思っていましたが、まさかがしゃどくろだったなんて。

國土神 骨の化身・土雲八十梟師命(つちぐもやそたけるのみこと)。
みなぎ得一さんの過去作『大復活祭』に登場した大太魔人の一人で、
秀真国の廃棄ロボットら「廃棄物」の王「廃棄王」を名乗り、「中央」にテロを仕掛けた怪異。

骨の鬼・がしゃどくろ
©みなぎ得一『大復活祭』より

その正体は十三人の英雄骨からなるイカした体を持つ、義鷹のかつての仲間・十三太保
宇受賣に依頼された義鷹と、
その現場の上に建っているカラオケで偶然居合わせた上池田・美奈歩パステルナーク
真武・沙叉たちによりその行動を阻止された賞金1億の首。

大復活祭』の発売が1999年ですから、20年ぶりの再登場ですよ。
20年ぶりなのに2か月前の事件とはこれ如何に。
まさか過ぎて言葉が出ませんでしたわ。

その亡骸に関しては義鷹はそのままにしていった様でしたが、まさかこんな形で登場なんて。
万魔学園から「中央」の印も付けて金屋子の元に届けられるというのは、
「中央」自体に大太の信奉者もしくはそういった目的を持つ者が存在するという事ですよね。
しかもそういう事が出来るレベルに。

まぁ一応大太は「秀真国がどうしようもなくなった時に復活し、それを救済する」という「中央」との盟約が有りますから、
その為にはそういった協力も有り得るのでしょうな。

十三太保の亡骸を用いて金屋子が行う目的、それは「大太の義手義足を作る事」。
実際十三太保もそうですし、かつてアスモデウスに殺された手洗鬼熊曾川上建命
義鷹の仲間の亡骸を用いて彼に止めを刺された嚊鼻大熊髣命など欠損が生じているのも事実。

すべて揃えて國土神(ダイダラ)を復活させるのが目的ならもう叶わない訳ですし、
代替案は必要ですよね。
白姫さんったら根回しが上手。

如意機を用いて何かを起こすのかと思いきや、大太を用いて大太を造り上げるのが目的だったとは。
驚きですけどそれ以上に金屋子さんの悲しい未来が予想出来て辛い。

『サクラコード』第十二華-四より

いやだってああやって綺麗に逝った十三太保の亡骸を弄んで実験するようなやつですよ。
義鷹さんブチギレじゃ済みませんよ絶対。

義鷹自身が知ってて、彼の亡骸の行方を追っていてならまだ冷静にブチ切れるでしょうけど、
単に福太郎の反応を追ってたら現場に鉢合わせた、だったらもう手も付けられんでしょうね。
福太郎も事情聞けば止めないでしょうし。

義鷹さんは冷淡冷徹に見えながらも情を大事にする人ですから、
この所業を見てどうなるのか楽しみな様な怖い様な。

それとあわせ発動した鹿葦津の異常。
大太に反応をしたのか、身体のピンチに応じて神性と人性のバランスが崩れているのか。

何か頭に文字のような文様が浮かぶのって大体大太の人たちなイメージなんですけど
先に戦った武田・甲陽も自らの抑えが利かなくなる形で入れ替わっていましたし、
木花之佐久夜比賣が表に出るのかもしれません。

それあればある意味国光彦の目論見通りとは言えますが、
そこからどうにかする術を持っているのでしょうか。

物理的にくっついてるのなら、福太郎のチョップで分離出来なくもないんでしょうけども
鹿葦津たちはそうじゃないですものね。

がしゃどくろのまさかの再登場に鹿葦津の異常にと次回も気になって仕方ない『サクラコード』。
大分巻きで進んでる気もしますが、次回も楽しみに待ちたいと思います。

十三太保の戦いや義鷹の活躍が見たい方は是非、『大復活祭』をご覧ください。
足洗邸の住人たち』と合わせて読んでもらうと、
今回の話に上がった「大太テロ」の一連の流れが良く分かります。

足洗屋敷の前、腕を切られ呻く福太郎
©みなぎ得一『足洗邸の住人たち』より

アプリ「LINEマンガ」では『足洗邸の住人たち』が掲載されており途中まで1日1話無料で読めますので、
ちょっと読み返したい方や気になる方はそちらもオススメです。
大復活祭』は立ち読みで梅夜沙叉朧車戦までご覧いただけますよ。

朧車を一撃で砕く梅夜
©みなぎ得一『大復活祭』より

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