『終極エンゲージ』第34話 あらすじとネタバレ感想~ピーヴリーちゃん、主人公に一撃を加えるの巻
ジャンプ+にて連載中、江藤俊司さん原作/三輪ヨシユキさん作画『終極エンゲージ』最新話が公開されました。
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終極エンゲージ
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第34話【さようなら】
5年前、宇宙最高学府・クシャーノ大学では、
学内論文コンテストの結果で盛り上がっていた。
最優秀賞はどうせミムラだろと騒ぐ学生たちですが、
今回はダブル受賞だと驚きの声が。
もう一人の受賞者はクリス王子。
教室内の雑談が嫌にも耳に入っていたミムラはその言葉を聞き、
自身のコンソールを開き確認します。
コネ入学じゃなかったのかと興味を持ち、
論文の内容を確認し驚愕。
論文の題は「星間飛翔・単為生殖可能な星食生物の人工合成研究」
宇宙でも滅ぼすつもりかと口にするミムラの横に現れた当の本人。
クリスと呼んでくれと軽快に挨拶をし、ミムラの論文を褒め称えます。

それから5年、クリスの前に現れた敵・ジョージに組する親友の姿を見て、
言葉の出ないクリス。
少し考えれば分かるだろう、とミムラは改めて説明をします。

その言葉に、クリスは道理で筒抜けな訳だとあっさり納得します。
しかしわからないと続けるクリス。
君にとって俺を裏切るほどのメリットがこの宇宙に存在するのか?
真顔で問うクリスを嘲笑するジョージですが、
その彼にもクリスは問います。
母親を殺したりミムラを寝返らせてまで関わる理由が有るのかと。
宇宙を滅ぼす動機と方法があるなら、即座にそうすればいい。
問答を始めるクリスを咎める様に、
ミムラは仲間の心配をした方が良いと助言。
幾つか教えてあげるけど、とコンソールを開きながら状況を説明します。
まず、カルキの所には<カーマ>の頭脳を移植したクローンを送り込んだ。
言うなれば育ての親が敵として立ちはだかっているって訳だ。
ポポロの所にもジョージの細胞から造った『娘』の一人が向かっている。
はっきり言って絶体絶命だよ。
と言うミムラの説明通り、ポポロの前に立ちはだかるラキナの姿。
手に持っていたグリムヴィアスの首を地面に置き、見せつけます。
肩を震わせながら、お前がやったのかと問い質すポポロ。
だったらぁ?とふざけて返すラキナに対し、
彼女は『細胞極化〈グリム・ロア〉』を発動。
怒りのまま戦闘態勢に突入。

『娘』たちとやらがレストランのメイド娘と同じレベルなら、
絶体絶命とまでは行かないだろう。
分析し返答するクリスですが、ミムラはジョージに声をかけます。
呼ばれたジョージは『娘』たちに、アレの使用許可を出すと連絡。
今回は修行じゃなく嫌がらせだ、
骨の髄まで恐怖を叩き込んで殺せ。
その指示に、彼女たちが返答。
同時に『細胞極化』を発動させます。

驚くクリスにミムラは裏切るメリットは何かと訊いたねと確認。
逆だよ、君と一緒にいるメリットが無くなったのさ。
僕は彼と共に歩む、君とはお別れだ。
決別の意思を改めて口にするミムラを止めようとしますが、
他の『娘』同様に『細胞極化』したピーヴリーの一撃で
クリスは吹っ飛ばされてしまいます。

そんな彼を横目に見ながら、ミムラは別れの言葉を口にしました。
ゲオルギウス本人だけでなく、
そのクローンの攻撃までもが『卵』の加護を貫通し
クリスに攻撃を加えられるという事実。
間違いなく加護を無効化する技術を確立している。
非常にまずい。
『卵』の加護という不可侵を持って、宇宙を治めている地球王家。
この技術が流出すれば王族は全員暗殺され、
宇宙は再び血みどろの殺し合いが至る所で行われる地獄と化す。
流石に参ったな、とミムラの名を呟くクリス。

彼との思い出が頭をよぎり、最後に反芻する別れの言葉。
その言葉に返す様に、自身も別れの言葉を口にします。
意気消沈し、俯くクリスの元に届くコール。
その場に似合わぬ、お久しブリタニア~!
激昂したポポロは教わった技を用いラキナに立ち向かいますが、
経験の差か劣勢を強いられます。

そんなクソみたいな技が通るかと侮辱されるも、
女王様の技を馬鹿にするなと反論。
しかし、道理でカビの生えた技な訳だ、と嘲笑うラキナ。
再び立ち上がろうとするポポロに対し、
純正のジャナ星人だから『細胞極化』の倍率が高いのか?と
頑丈さに疑問を抱きますが、
頭潰せば関係ねぇだろ?とトンファーを振り下ろします。
自身が弱いばかりに教わった女王の技を侮辱されている。
悔やむポポロですが、諦めず立ち上がり、覚悟を決めます。
そして振り下ろされたトンファーは空を切り、地面を陥没。
不思議がるラキナの背後からポポロを気遣う声。
彼女を助けたのはガルマイヤ宇宙軍大佐・ディスタ=グルズェフ。
助けに来てくれたんですか!?と驚くポポロですが、
んな訳ないだろとツッコミを入れます。
彼女たちが行ったジャナでの大量虐殺、
その捜査と逮捕・拘束が任務だと告げます。
誰かと思えばガルマイアのロートル風情が、
捕まえれると思ってんの?と小馬鹿にするラキナ。
その彼女の後ろから聞こえる飄々とした声。

通りすがりの様にラキナを寸断するトリウィア。
こいつらにお礼しないといけなくってさぁ、と
逮捕・拘束という名目を全無視し殺害。

思わぬ増援の到着。
クリスたちの劣勢は巻き返すことが出来るのでしょうか。
感想
前回、明らかになった親友・ミムラの裏切り。
メリットが無くなった、そう口にしたミムラですが、真意は如何程に。
こういった仲間の裏切りですが、実は主人公の為に~っていうのが多いですよね。
ミムラもきっと親友の為に、何か考えが有っての事だとは思いますが、
個人的には本当に裏切って、最後まで敵でいる方が展開としては好みです。
ミムラとジョージも中々のツーカーの様で、
一言声をかけるだけで『娘』たちへの指示も何のその。
以前ツギハギーズもお願いしていた「アレ」っていうのは
妃技かと思っていましたが、『細胞極化』だったんですね。
とはいえ『細胞極化』出来るなら、ジョージの理論で妃技も撃てますな。
カーマも同様に出来ていそうなので、これは強敵揃いですよ。
しかしながらクリス勢も負けてはいません。
突如増援として現れたのは、
番外編5で中間管理職の大変さを教えてくれた独り身のディスタさん、
そして、ジョージに負けたと思っていたトリウィア。
生きとったんかワレェ!
片腕は失ってしまいましたが、その強さ・剽軽さは失われず。
いつもながらのダジャレをかましながら、
『細胞極化』しているラキナを瞬殺。
流石の一言ですね。
彼女たちの乱入も有り、まだまだ激戦が続きそうですが、
今回は遂にピーヴリーちゃんの活躍が有りました。

何と主人公に一撃を見舞うという大役。
こっそりと『細胞極化』までしちゃってしっかりとお仕事を果たしました。
全身タイツに蹴られる主人公って、言葉にすると中々シュールですよね。
このコマとか見切れてるのがすごく良いですよね。
シリアスなシーンでもしっかりと存在感をアピールする、
素晴らしい人材だと思います(笑)
トリウィアは全員虐殺予定の様ですが、
個人的推しの彼女とプワメさんは何とか逃げ切ってほしい。
切にそう願います。
次回更新は12月31日。
番外編の更新との事。
本編更新はその次ですと、2018年1月7日ですね。
来年も引き続き、追いかけて行きたいと思います。
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