『心臓に杭を打ちつけて』第17話 あらすじとネタバレ感想~ずっとレンフィールドのターン!かと思いきや

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ジャンプ+にて連載中、大宮嵐さんの『心臓に杭を打ちつけて』最新話が公開されました。

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心臓に杭を打ちつけて

前回の感想はこちら
『心臓に杭を打ちつけて』第16話 あらすじとネタバレ感想

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第17話【嘘】

幼き頃、兄の存在を母から聞いたブラム。
今はまだ会えないけど、その時が来たらきっと仲良くなれるわ。
そう聞いていた。

そして時が来て、出会った二人の兄。
彼を黙って見つめる長男・アーサーの前で、
次男・レンフィールドは人間との子供の存在を目の当たりにし、
気持ち悪いと一言。

出会いがしらの一言
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

彼の言葉は幼いブラムを絶望に容易く突き落とし、
孤独を知らしめるに十分足る発言であった。

そして今、またもブラムを絶望に陥れるレンフィールド。
何故ミナと一緒に居るのか、絞り出すようなブラムの問いに、
自分の代わりに監視してくれていたと紹介。

僕がいきなり近づいたら警戒するだろう?と話すレンフィールドに、
一体何のために?と質問を続けるブラム。

そんな彼を笑い、決まっているじゃないかと歩み寄ります。

レンフィールドの目的
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

お前はこれまでもこの先も孤独で、
自分の血を、母親と同じ人間を恨み続け、
幸福とは無縁の場所に居るべきなんだ。

お前は醜いバケモノなんだ
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

ミナはそれを理解した上で手伝ってくれてたと
頭を撫でながら話すレンフィールドですが、
ブラムは理解が追い付かない。

ミナと共に過ごした時間も嘘なのか。
そんな訳無いと思いたいが目の前の現実をどう説明する。
レンフィールドに操られているのか?
ミナには魔力が効かないのに出来る訳ない。

目が眩み、頭痛と吐き気が襲う中、一つの答えに辿りつく。

そもそも本当に魔力が効かないのか。

まさか、と気づいたブラムにレンフィールドが答えを告げます。

魔力で操られている者を別の吸血鬼が操る事は出来ない。
聖女の特徴が一致しているから、その考えに至らなかったのだろ。

では最初からミナを操っていたのか。
問い質すブラムですが、少し違うと否定するレンフィールド。

初めてお前たちが出会った日に魔力を使ったのは、
聖女と思わせた方が側に居やすくなるからだ。
だから、使ったのはあの日だけ。

彼女の真実
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

選んだのはミナだ。

レンフィールドのその言葉を信じられず、
ミナの肩を掴むブラム。

こいつがどんな奴か知らなくて、利用されているだけなんだ!
必死で否定しますが、ミナは優しく諭す様に、
お友達は終わりですと告げる。

共に過ごした時間も嘘だったのか?
ブラムの問いに反応し、答えようとするミナですが、
遮る様にレンフィールドが肯定してしまいます。

まさか自分が心許せる相手をつくれると思っていたのか?
嘲笑い、侮辱するレンフィールド。

きっとあの大好きなれもんちゃんも同じだよ。
いつか必ず捨てられる、裏切られる。

れもんはそんな奴じゃないと必死で否定するブラムですが、
どうしてそう言い切れるのか、問うレンフィールド。

幼ブラムが泣きじゃくる姿
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

レンフィールドの一言で過去を思い出し、絶句するブラム。
その表情はすべての希望を失ったような、
正に絶望と呼ぶにふさわしい表情をしています。

絶望がお前のゴールだ
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

何とか否定しようとするも、全てを遮られる。

一緒に居たいと言ってくれた。
言葉ではいくらでも言えるさ。

側に居て安心させてくれた。
これからも続く保証は?

あぁでも、もうお前から突き放したんだっけ。
嘲笑するレンフィールドの言葉にブラムは口ごもってしまいます。

まぁでも分かるよ、傷つけられる前に傷つけた方がいいもんな。
フォローする様に見せかけ、ブラムを傷つけ続けるレンフィールド。

お前はそういう奴なんだよ。
そんな奴を心から愛してくれるモノなんていると思うか?

止めを刺しにかかるレンフィールド。
その言葉に呑まれてしまうブラムですが、
その耳に突然れもんの声が届きます。

現れたれもん
心臓に杭を打ちつけて 第17話より

教会のドアの向こう、必死で戸を叩き声をかけるれもん。

突き放した彼女の登場に、苦悶の表情を浮かべるレンフィールド。
その思いや如何に。

 

感想

前回、レンフィールドのネタばらしで絶望に追いやられたブラム。
何とか巻き返しを狙うも全て上手逆手に取られ
どんどんと深く深く落とされてしまいます。
過去のトラウマからか、言い負かせないんですかね。
幼い頃のあんなにかわいらしい男の子に
そこまで出来るなんてもう生粋ですよね、レンフィールドさん。

そして、ミナに関しても色々と発覚しましたね。
聖女に似た様相をしていた彼女に一日だけ魔力を使っていたと。
やはり自身の意思でブラム達を騙していた彼女ですが、
全てが嘘では無かった様で。
ただ、レンフィールドの手前、それを否定する事も出来ず。
果たして再び友達に戻れるのでしょうか。

母親に見捨てられ、兄弟から突き放され、求めた友達に裏切られ。
他人を信じたくても信じられない、そんなブラムですが、
それでもれもんはまた、来てくれました。
彼女はブラムを、ミナを救ってくれるのか。

ここに居るんでしょって何で分かったのかも気になりますが、
次回更新は年明け1月11日。

これで実はれもんもレンフィールドに操られていて
ブラムの魔力が効かなかったんですよ~なんてなったら、
もうブラム死んじゃいますね(笑)

また、下記サイトで作者・大宮嵐さんのインタビューも掲載中。
ご興味の方は是非。

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