『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』喪127 あらすじとネタバレ感想~内さんのファーストネームが、遂に明かされる!
ガンガンオンラインにて連載中、谷川ニコさんの『わたモテ』最新話が公開されました。
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喪127【モテないしのる】
時は少し戻り入園直後。
智子たちと別行動を取っていた茉咲はいつもの二人と行動していました。
ばっちりと耳を頭に装着させ、最初はここだと自信満々に茉咲が連れてきた場所。
その名も『田舎のパンダ合唱団』。
朝の一発目なんだからもっと人気なの乗ろうぜと提案する目隠れさんに対し、
最初だからココなんだよ!今ならほぼ貸し切りで見れるんだぞ!と力説。
押し切る形で入りますが、本当に貸し切り状態。

アトラクションが開始し、現れるパンダたち。
ギターを持ったパンダが歌い始めます。

スタッフさんに促され茉咲が揚々と手拍子を始めるも、二人はスルー。
無理強いされ、垂れ目さんは嫌々応じるが
目隠れさんはクールに拒否。
パンダも増えて盛り上がりを見せるアトラクション。
喜ぶ茉咲を尻目に目隠れさんが一言。
「あのパンダキモくね?」

直後目隠れさんを襲う鉄拳。
アトラクション内で大ゲンカが始まってしまいました。
頬の傷を触りながら、そんな事を思い返す茉咲。
昼のパレードまでの繋ぎとして、
待ち時間の少ないアトラクションに行くことになりました。
アトラクションは『ミーティング コワリィッチ』。
ハワイアンテイストの施設に入場し、皆で並んで着席。
どんなアトラクションか怪訝な智子ですが、
アロハ風のお姉さんが現れ、ワイハーとごあいさつ。
コワリィッチの様子を見てみるねーという発言に続き、
目の前の大画面に毛むくじゃらの小動物が登場。
お姉さん同様、ワイハーと手を振って挨拶するコワリィッチ。
茉咲は当然の様に、同様のあいさつで手を振り返します。

そんなコワリィッチですが、
客席を覗き込んで見たことある人いると言い出します。
どこかで会ったことあるよね?
と画面に映し出されたのはなんと陽菜。

お名前教えてというコワリィッチのお願いに、
向けられたマイクを使い素直に対応します。
更にはそんな名前じゃないと言い出すコワリィッチに
なんでやねんとツッコみ、場を沸かせる対応まで。
画面に映し出され晒し物にされるという
アトラクションの流れを理解し恐怖する智子。
ですが、その横でゆりも腕を押さえ、震えています。
智子同様に、晒し物になるのが怖い様子。
まぁ陰キャにはネモみたいな対応無理だしな、
と自虐気味に考える智子。
続けて彼女欲しいと言い出したコワリィッチは、内を指名。
名前教えてとのお願いに、彼女も素直に答えます。

彼女になってとのお願いは好きな人がいると拒否。
フラれて悲しくなったコワリィッチは
テンションを挙げようと皆で歌うことを提案。

その流れに耐え切れなくなった智子は寝たフリして過ごそうと目を閉じ、
ゆりも追随します。
音楽と歌声が流れ皆が楽しく歌う中、
寝たフリをする二人に苛立つ茉咲。
気にしない様に歌い始めます。
すると、歌ってない人がいるよー、と、
再び客席からピックアップを始めるコワリィッチ。
子連れの父親でも晒し上げるという無差別っぷりに
驚愕する智子。
是非も無い、肚をくくって歌い始めます。
そんな彼女を見て、驚くゆり。

黒木さんは自分と違ってこういう事出来る人なんだ。
そう残念がるゆりですが、智子の思惑は別のところに有りまして。
音楽に乗りながら、ゆりの腕を掴む智子。
嘘でいいからやらないと指名されるぞ!と忠告し、
嫌でも乗る様に煽ります。
恥ずかしそうに声を出すゆりに、
もっと本意気でやれよとダメ出しする智子。
今恥かくか後でかくかどっちがマシだよと叱咤し、
覚悟を決めさせます。

結局、全力で歌い出す二人。
茉咲に負けないテンションであいさつ返しもこなします。

歌が終わり、皆と一緒に拍手するゆり。
真子は楽しそうなゆりの姿を見て、感動を覚えます。
みんなアリガトーと終わりのあいさつに向かうコワリィッチ。
乗り切ったと安堵する智子でしたが、
このタイミングでまさかのピックアップ。

特に元気に歌ってくれた三人組と晒されてしまい、
三人まとめて自己紹介を迫られます。

嬉々として答える茉咲。
憔悴しきった智子は、放心状態で返答。
隣の子も名前教えてと言われ、自身の名を伝えるゆり。
すっごく楽しそうだったと褒められるも、素っ気ない返事。
彼女になってというコワリィッチのお願いも無視を貫きます。
アトラクションも終わり、通路を歩く面々。
ゆりはボソっと、黒木さんのせいで大変な目に遭ったと呟きます。
お前がああいうの嫌そうだからやってやったんだろ!
と言い返す智子ですが、
お前呼びが気にくわないゆりは頼んでないと反論。

そんな二人に飛びつく茉咲。
名前を呼ばれた事が余程嬉しかったのか、らしくない程に満面の笑み。
お前らがあんなにノリが良いと思わなかったと二人を褒め、
三人で映っている写真をスマホで撮影。
一人でキャッキャとはしゃぎ回っています。
どんなけネズミー好きなんだよ、と心の中でツッコむ智子の横で、
私の下の名前知ってる?と智子に問いかけるゆり。
戸惑いながらも名を呼ぶ智子。
ゆりでしょ、というその言葉で満足したのか、機嫌が直った様子。
楽しそうな茉咲を見て、納得することにした様です。

感想
前回、ネモ呼びバレからのあだ名呼び合いからの「ねぇ」さん誕生という
智子個人にしてみれば胃が痛くなる様な切迫した状況の連続でしたが、
今回も引き続きの様で。
まず明かされたのは茉咲の頬の怪我。
ですが、まぁ予想通りハッチャけ過ぎてボコられてましたね。
というか先に手ぇ出しちゃってますね。
耳付けてくれただけでもありがたいと思わないと。
趣味嗜好の押しつけは良くないですよ。
ポリポリって、何「私もちょっとやりすぎたかな」みたいな顔で掻いてんのよ。
朗らかなトーン背景にしちゃって。
訴えられたら10:0で負けるよこんなの。
そんな彼女先導で向かったのはスティコワリィッチと
コミュニケーションを取るアトラクション。
まさかの晒し上げにびびる智子でしたが、
ゆりもそういうの苦手なんですね。
いつもより縮こまって座る姿が可愛らしい。
そしてそんな中遂に明かされた内のファーストネーム。
笑美莉ですってよ。
好きな人いるってお前サラッと言っちゃって良いのかよ。
誰もツッコまないのは気にしてないのか興味がないのか。
それとも後々ネタになるのか。
……正直誰も興味がない気がする(笑)
アトラクションのシステム上逃げ場のないと判断し
覚悟を決めた智子に対して
抜け駆けしたと判断する「ねぇ」さんことゆり。
もう何なのこの子。扱いが大変過ぎですよ。
長い間付き合っている真子が聖人君子に思えてきます。
出た後も喧嘩していますが、ゆりが自己中心過ぎるのか、
気づいて無いんですよね。
智子が直接お前なんて呼ぶ相手がほとんど居ないって事に。
それだけ言い合える間柄なのに、
名前を呼んでほしいゆりさんは回りくどく言い返します。
結局茉咲に「お前ら」と括られたのが嬉しいのか、
「お前」という呼び方に思う節が有ったのか、
名前を呼んでもらえたからか、
最終的にはご満足いただけた様で。
ゆりは取り敢えず自分が「黒木さん」って呼ぶの
止めれば良いのにと思います。
まぁ智子も一人ごちていましたが、
陽菜みたいなやりとりは難しいでしょうしね。
ヤンキー見習えとか陰キャを貶す智子ですが、それブーメランですから。
とはいえ今回で恥を捨てると云う事を覚えられたのなら、
一歩踏み出す事は出来るはず。
顔を赤らめて恥ずかしがりながら一生懸命名前を呼ぼうとする
健気なゆりの姿、期待しています。
次回更新は1月18日。
まだまだネズミー遠足編は続きます。
2月には最新刊12巻も発売との事なので、お忘れなく!
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