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『青のフラッグ』第47話 あらすじとネタバレ感想~腹を割って話そう!

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『青のフラッグ』第47話より

ジャンプ+にて連載中、KAITOさんの
青のフラッグ』最新話が公開されました。

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この記事の目次

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「第47話」

夜も更け、雨も降り始めたころ、トーマとその兄・誠也は
テーブルを挟み向かい合っていました。

『青のフラッグ』第47話より

ちょっと話そう。
そう言ってトーマを座らせた誠也は、怪我はどうだと当たり障りない話題から話を始めます。
体どこか痛くないか、そう尋ねる誠也に対して、だんまりのトーマ。

『青のフラッグ』第47話より

続けて喧嘩の理由を尋ねるも、それもまただんまり。
のれんに腕押しの様な状況に、ため息が出てしまいます。

教師や当事者の親たちとも話をしたという誠也ですが、
健助も津吾も真美も誰も理由を話さず周囲の人間は把握出来ていないそう。

揉めた友人たちの名を聞き少し表情が動いたようにも見えますが、
その口は開かず。

『青のフラッグ』第47話より

言いたくないなら無理に話す必要はないと続ける誠也は、
話せないのは自分にも責任があると擁護します。

何でも話せる頼もしい兄というキャラでもない。
そう目線を落とした誠也に対し、そんな彼に目線を向けるトーマ。

『青のフラッグ』第47話より

彼のその言葉で、トーマは再び目線を落とします。
しかしそんなトーマに対し、誠也は自分の本心を口にし始めました。

『青のフラッグ』第47話より

ずっと年がら年中幸せとはいかないかもしれない。
何か悩んで考えて上手くいかない今も幸せじゃないかもしれない。
幸せになる為には足掻かないといけない時は有ると思う。
そんな時、この家が拠り所になればと思っている。

『青のフラッグ』第47話より

俯いたまま拳を握るトーマに対し、
ぐちゃぐちゃうるさい兄貴がいちゃ安息もクソもねぇか?と続ける誠也。

頼りたくもないし信用も無いかもしれない。
けれど、数年先に生まれその分の人生経験も積んでいる。

別にだから偉いとか正しいとか敬えとかそういう話では無く、
その経験で解ることや見えることも有る。

『青のフラッグ』第47話より

お前じゃまだ実感ないかもしれないけどと話す誠也は、
思いついた様に母校の小学校に行けば実感出来るぞと提案をしてみました。
が、やはりトーマはだんまりのまま。

幸せの形は人それぞれ、
二人が思い描き目指す「幸せ」は」違うだろうし、
自分の理想の幸せしか実感を持って想像出来ない。
そう話す誠也は今話している弟の幸せも、自分の尺度でしか想像出来ないと続けます。

間をおいて、正直トーマが何を悩み考えてどうしたいのか、
理解していないと明かす誠也。

『青のフラッグ』第47話より

だからこそ過酷で生き辛く面倒で後悔しそうな道を選ぼうとしていたら。
例えば理解の斜め上を行くぶっ飛んだ価値観や判断でもって、
この社会のルール上生き辛い道を選ぼうとしていたら。

『青のフラッグ』第47話より

それは自身が、トーマより数年多く人生を経験して得た、
自分なりの生きる知恵と技術を持っているからだ。

誠也の言葉が胸に刺さるトーマ。
その意思を先に明示され、更に口籠るしか無くなってしまいます。

『青のフラッグ』第47話より

その表情を見据える誠也ですが、彼はこう続けるのです。
止めるし忠告もする、反対もする。
でも、お前を否定はしないよ。

『青のフラッグ』第47話より

お前の幸せはお前が決めるし、お前が考えて選ばなきゃ手に入らない。
手伝う事は出来ても、その「幸せ」を決める事は出来ない。

『青のフラッグ』第47話より

自由に生きろよ。
ただしオレより先に死ぬな、幸せになれ。
それが安心して出来る様に出来る事は出来る限りしてやるから。

兄として、弟へ送る言葉。
トーマの想いを知らず、それでもその背中を押す兄としての思い。

口は強く一文字を結び、俯き続けるトーマ。
それをただ見つめる誠也。

『青のフラッグ』第47話より

しかし間が持たず、続けざまに色々と話し始めます。

自由に生きろとは言ったが社会のルールは最低限守れ。
法は正義じゃないし個人を守る武器でもない。あくまで社会を、より多くの人間を生かし楽させるためにある。
でもそれはつまりこの社会で生きるお前を少なからず守っているということ。
気に食わないルールだろうと作られた理由が有り、
それは大体多くの人にとって都合がいいから成立している。

『青のフラッグ』第47話より

それを守るのが一番簡単な他人に迷惑を掛けないという事。

半ば説教じみた内容となっている話に対し、うるせえよと遂に口を開き遮ったトーマ。
分かってるよと答えますが、その顔は必死に堪えている表情で。

『青のフラッグ』第47話より

そのトーマを見て思考を巡らせる誠也。
頭を買いながら、幸せの為にどうしてもルールを守れない事が有ったら、
犯罪者とかになる前に絶対に話に来いと話を続けます。

伊達に弁護士を目指してたわけじゃ無い、知恵いくらでも貸してやる。
ちゃんと利用しろよ、大人を。

『青のフラッグ』第47話より

再び頭を掻くほどの間をおいても、トーマからはそれ以上の言葉が無く。
自分が言いたいことはそんな感じと締めた誠也が何でも良いぞとトーマに発言を促します。

しかし、どれだけ待っても彼は動かず、その顔も上げず、
ただただ黙り込むだけ。

『青のフラッグ』第47話より

限界を感じた誠也は立ち上がり、その肩に手を置いて去ろうとしますが、
その誠也を小さな声でトーマが呼び止めました。

『青のフラッグ』第47話より

絞り出すような一言。
もう一つ、伝えたい言葉を俯いたまま口にします。

『青のフラッグ』第47話より

その頭を撫で、お休みと去って行った誠也。
蛇口から滴る水滴の様に、トーマの目からは堪え切れない涙が零れ落ちるのでした。

『青のフラッグ』第47話より

感想

約一月振りの『青のフラッグ』。
誠也兄の「話そう」からどんな「腹を割って話そう」な流れになるかと思いきや、
兄の弟への愛を十二分に感じるお話でございました。

前から太一を使って色々と模索したりしてトーマの事を探っていた兄貴。
親が無くなって代わりに育ててきた身としては、
思春期に入って何を考えているのか分からない弟が心配で仕方なかったんでしょうね。
甲子園行く!っていうほどに部活頑張ってるのに進学しないとか言うし、
でも何がしたいのかどうしたいのか話してくれないし。

『青のフラッグ』第20話より

こういう機会にでもならないと「腹を割って話そう!」と言えないのは難儀なモノですよね。
まぁ気さくに何でも話し合うかというと、男兄弟でそういうのも少ない気がする。

私自身年の近い兄がいますが、お互いに困ったら連絡してくるだろうし『便りが無いのが良い便り』という様なものだと思っています。
ただ腹を割って話すかと言われると特に機会も無いし、正直割って話す腹も無いというかネタが無いというか。
お互いの恋愛感だ仕事の事だよりも『アイスボーン』の新情報の方が盛り上がるというか。

でもまぁ、全部話を聞いて否定していくような凝り固まった頭の人間じゃなくて、
弟の事を思える兄貴で良かった。
「反対はするが否定はしない」それはすごく大事。
そこを別々に考えて応援するって難しいんですよね、どういう内容でも。

よく「趣味を仕事にするのは無理だ」とかいう意見も有りますが、
自分もどちらかといえば肯定派。
それは「義務になった途端、その趣味すら否定するほどに辛くなる」というのを人生経験として認識しているからで、
それならば趣味は趣味、そのための仕事だと割り切った方が人生楽だと思うという結論から。

ただ、その努力も葛藤も後悔も含め、自分が選ぶ人生。
それでも頑張りたいというのならそれを否定する気は有りません。
やらずに後悔するよりはとも言いますしね。
まぁそんな話をする相手も居ないんですけど(笑)

太一への告白以降、描かれなかったトーマ
再登場からいきなり兄・誠也とのタイマンという流れでしたが、
結局彼は具体的な中身を知らず、「脚が治ったばかりの弟が友達と殴り合いの喧嘩をした」という程度でした。
マミたち当事者が親や教師に聞かれても何も言わなかったというのは、
彼らなりの気遣いや慎重さが見えていいですね。

『青のフラッグ』第43話より

彼らは彼らで真剣10代しゃべり場をやってる訳ですし、
皆一様に「トーマと向き合おう」としているのが素晴らしい。
優しい世界ですよトーマの周りは。
周りの周りは色々と煩い声も有りますけどね。

誠也としてもね、「オレは何が有ってもお前の味方だ」と言いたいだけなんですよね。
「例えば『理解の斜め上を行っているぶっ飛んだ価値観や判断』をもって『この社会のルール上生き辛い道』を選ぼうとしていたら」という発言が有る時点で
そうだと断定せずとも、本人も当事者たちも口にしにくい内容なんだという所からある程度の納得や理解はしてそう。
途中見当違いな話になって行きもしましたが、その思いは十分にトーマにも伝わったと思います。

真澄と話していた明希子も言っていましたが、当人の意思を尊重するという点では同じ考え方なんですねこの夫婦。
でも真澄が言っていた様に関係ない他人では無く身内や友人たちとなると
その通り受け入れられるのか、また受け入れてくれるのかというお互いの問題が出てくるわけで、
大丈夫だと簡単に言えることでも無くなるし、大丈夫だと言われても簡単に口には出来ない。

『青のフラッグ』第39話より

それでも「味方だ」と言ってくれるその言葉は、信頼し甘えたくもなってしまうものです。
誠也の言葉がトーマにとっての救いや拠り所になり、その言葉を背に受け歩み出すのでしょうか。
といっても既に踏み出して告白もしてる訳ですから、
トーマ側の気になる点としては謹慎後学校に行くのかという所。

でも行く行かないの話をし出すと誠也にそこも打ち明けないといけないし、
打ち明けてしまった時に本当にこの家を「安息の場所」とし続けることが出来るのかも難しい。

『青のフラッグ』第22話より

果たしてここからどう話が転がって行くのか。
次回更新は9月18日という事で、また一月少し正座で待機です。

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正直1回じゃ足りないけども、気になる方は是非アプリでご覧ください。

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