『終極エンゲージ』第25話更新
ジャンプ+にて連載中、江藤俊司さん原作 三輪ヨシユキさん作画『終極エンゲージ』の最新話が更新されました。
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終極エンゲージ
前回、初代女王・グリムヴィアスに付けられた制御装置・慈悲の冠の解除コードの入力に成功したムジャハ。
呆然とする彼女との対話を、100年のわだかまりをゆっくりと解いていけたら良いと語るムジャハ。
瀕死の状態であったポポロも容態が安定し、一件落着かと思った刹那、カルキはクリスにバリアの展開を要請します。
その瞬間、飛び上がりクリス達の船に襲い掛かるグリム。
彼女は楔から解かれたその時、自らが100年行っていた所業を思い出していました。
冠に導かれるままに山を徘徊し飢えを凌いだ日々。
奴隷として連れ去られていく同胞達をただ見送っていた日々。
3年前、制御が緩んでから自らが行い続けた凶行。
誇りも尊厳も全て奪い去られ、獣の様に生かされた100年。
夫と交わした約束さえ。
こみ上げる怒りは止め処なく溢れ、冠を付けた張本人・ムジャハに突き付けられます。
獣から人に戻り、怒りによりさらにケダモノの様に暴れ狂うグリム。
そんな彼女を地面に引き摺り下ろし、カルキは戦いを続けようとします。
復讐の邪魔をするなと怒り叫ぶグリム。
彼女の中にあるのは憎しみ。混じり気のない憎悪のみ。
初代女王に逆らう無礼者は死ね、というグリムに、カルキはこう返します。
「無礼なのは貴様だ狼藉者め!!!未来の女王に向かって何たる言い草か!!!」
憎悪に荒れ狂う初代女王に対し、啖呵を切る未来の女王(候補)。
細胞極化〈グリム・ロア〉同士の戦いが、今幕を開ける。
遂に解放された初代女王ですが、囚われていた100年間の記憶が有るのならば、
尊厳も何も有った物ではないですね。
この怒り、憎悪をどう鎮めるのか。女同士の拳と拳の語り合いが再び始まります。
次回更新は10月8日。
乞うご期待。