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『ルート3』第三十三話 あらすじとネタバレ感想~松葉杖のオッサン+女の子の人形+トイレ=花子さん?

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『ルート3』第三十三話より

COMIC GUMにて連載中、みなぎ得一さんの
ルート3 ひとなみにおごれやおなご』最新話が公開されました。

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前回の感想はこちら

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第三二話【遊びましょう【破】↑→】

かつて保由が図書館で手にした<學怪>のノート。
誰が書いたのか分からないがそのノートの1ページ目には万魔学園では噂や目撃談、
嘘や作り話が色あせず生徒たちの間で伝播し、
この学園に怪異となり出現するという内容が書かれていた。

そのノートを描いた人物を仮に先輩Aと呼ぶ保由。
なぜこのノートを残したのか。
そこに書かれている「七つ知ってはいけない」「七つ出会ってはいけない」という最期の一文にこそ、
ヒントが有るのではないだろうか。

『ルート3』第三十三話より

学園七不思議を全部知っちゃうと何かが起こると聞いた事が有るという初音。
イメージ的には百物語の最後、百本目のローソクを消した後に起こる怪異の様な?

そんな恐ろしいお話も彼女たちにとっては好奇な様で、
面白そうだと魔魅もにやついてその話に乗っかります。

『ルート3』第三十三話より

一人力説を続ける保由の言葉に、これって罠じゃない?と冷静に考える初音。
それは勘付きながらもそういうのが好きだからと保由は楽観的。

自分の知識と初音の勘と魔魅の機動力が有れば大抵は何とかなると息巻きながら、
いつか試してみた七不思議に再チャレンジする事にしたのでした。

『ルート3』第三十三話より

その話を聞いていた初音と魔魅の二人は、
いつの間にか自分たちを名前で呼んでいる彼女に対し、
嬉しさからかつい笑ってしまうのでした。

『ルート3』第三十三話より

「トイレの花子さん」。
学校三階トイレの入り口から三番目の扉を三回ノックし
「花子さん遊びましょう」と声をかけると個室の中から返事がするという怪異。

『ルート3』第三十三話より

その後の展開には引きずり込まれる、問いかけに答えると追いかけられたり首を締められたりするなど
地方により様々なバリエーションが存在。

「トイレ」と「花子」に関しもっとも古い話の一つとしては1948年ごろ岩手県の小学校で
用を足していた小学生が化物に「三番目の花子さん」と呼び掛けられ白い大きな手が出てきたという話がある。

「赤い紙青い紙」が化物を避ける呪文から怪異名になった様に
「花子さん」も三番目の個室に入った物に対する呼びかけが今では個室にいる怪異の名になってしまったとも取れる。

呼びかけの逆転現象ともいえるこの内容。
保由はそういったキーワードが生き延びた話が好きだそうで。

ちなみに便所は昔「厠」と呼ばれていたが、その語源は「川屋」だと続ける保由。
川や海の上に小屋を建て中で用を足す「天然の水洗便所」から来ており、
当然その便器の下は川なので河童が手を出してもおかしくない。
変質者もいた事だろうと余談交じりで語ります。

その怪異が陸上の便所に出るのも面白いと話す保由は、
そこから導かれる推測を持論として力強く語るのでした。

『ルート3』第三十三話より

が、二人は別にどうでもよく、生返事で三番目に三回ノックだっけ?と方法を確認しだしました。

万魔の花子さんは通説通りの「校舎の三階」ではなく「校庭にある三つ目のトイレ」なのだと再確認。
3ばかり出てくることに意味が有るのかと、初音が新たな疑問を投げかけます。

口裂け女も三姉妹、三時三十三分に三階トイレに現れるサンジババァなど怪異や都市伝説に良く現れる数字。
「三」は「惨」に通じ惨劇を連想させ、「三つ」は「満」に通じ調和・安定・完成を意味する。
保由としては活字や画など二次元で表現される怪異が3により三次元に召喚されるという「三次元空間説」を推したいとまた持論を展開。

となると自分たちが三人ということにも意味が有るのだろうか。
奇数だと霊が出やすいとも言うし。
言いながらトイレに入る三人。
通常「トイレの花子さん」が一番有名だが、ネームバリューにあやかってか他のトイレの怪異召喚にも使用されることが有ると説明をする保由。
例えば「三本足のリリちゃん」とか、と言うなりいつぞやの様に無作法にドアを叩く魔魅。

『ルート3』第三十三話より

すると、明らかに三人のではない声が個室の中から聞こえてくるではありませんか。

『ルート3』第三十三話より

期待していたが予想外の流れに固まる三人。
ゆっくりと個室のドアが開き、「リリちゃん」が三人の前に姿を現します。

『ルート3』第三十三話より

想定外の出現に驚愕する保由たち。
現れた「リリちゃん」は包丁を取り出し、彼女たちに「問いかけ」てきました。

『ルート3』第三十三話より

問いかけを無視し、一目散にトイレの外へ。
息を整え、今の想定外すぎる怪異に関し確認を取ります。

普通は手に乗る程のサイズの人形の筈の「リリちゃん」。
人間サイズの目撃談も有るが、あのサイズは聞いたことが無いと保由も頭を抱えます。

『ルート3』第三十三話より

「三本足のリリちゃん」は1990年ごろから登場した怪異。
和歌山県の小学校の2階女子トイレの入り口から三番目の扉をノックして
「三本足のリリちゃん遊びましょー」と呼びかけると「何して遊ぶの」と大きな三本足の人形が現れるという怪談。

『ルート3』第三十三話より

更に不気味さを増すのがビニール製の両足と並び、人間の足が生えているという事。
土気色をした男性の足と表現されることも有れば、脚を切断しに来るタイプも有る。
学校に出るタイプは花子さんの生まれ変わりと噂されている。

慌てながらも冷静に情報を伝える保由ですが、
それも去る事ながら魔魅はさっきから聞こえる声が気になる。

『ルート3』第三十三話より

戸惑いながらもその怪異の情報を続ける保由。
彼女としては噂の元ネタは1987年の秋から半年間
神奈川県や東京都辺りに現れた怪人物「三本足のサミーちゃん」ではないかと考えている。

『ルート3』第三十三話より

火傷の顔を隠す為に面をつけ「松葉杖なのに超スピードで人を追いかける」と言われており、
目撃者も多い実在の人物が都市伝説化したそう。

女子トイレでの目撃例や足の一本が人間の足という類似、
サミーちゃんがリリちゃんに変化し「トイレの花子さん」というエレメントが追加され、
最終的に学校の怪談に変容したのではないか?
そう推測する保由ですが、であればさっきの大きなリリちゃんは何なのか。
流石にそれは理解も追いつかず驚くしかない。

と、慌てる保由の耳にも不気味な声が。
三人の耳にずっと付きまとう声。

『ルート3』第三十三話より

耳を塞ぎ目を閉じ何とかその声を防ごうとする三人でしたが、
三人がその動作をした途端、先ほど逃げ出したトイレの中に戻ってきてしまっていました。

『ルート3』第三十三話より

まさかの再度の遭遇に脅える保由たち。
再び目の前に現れた彼女たちに、「リリちゃん」はおかえりなさいと声をかけるのでした。

『ルート3』第三十三話より

感想

およそ1か月ぶりの『√3(ひとなみにおごれやおなご)』。
タイトルは再び遊ぼうというお誘いで、【破】というのは「掟破り」かはたまた「序破急」か。
そんな気になるタイトルから始まったお話ですが……いや普通に恐ぇよ(笑)

ノートの記載に従って七不思議収集を再開したコックリーズ
保由もいつの間にやら魔魅初音の事名前で呼ぶようになっちゃって、仲良くなってきたもんだという朗らかな雰囲気の中
以前(先生の登場で)中断されていた「トイレの花子さん」から再びスタートでしたが、
現れたのは怪異というか化物としか呼べない大物でした。

『ルート3』第三十三話より

七不思議と言えばメジャーなのは花子さんや赤マント、口裂け女にテケテケに人体模型にモーツァルトなどなどありますが、
今回はもうもっとも有名ともいえる花子さんに再チャレンジ。

個人的には「花子さん」は「ジョン=ドゥ」とかと同じ「名無しの霊の便宜上の名前」だと思ってました。
それが定説化し名前として根付いた形だと。
赤マントや口裂け女は問いかけも含めて聞いた事ありましたが花子さんは返事するだけでその後のオチはない界隈でしたね。
花子さん=河童だと言い出す人もいませんでしたし(笑)

ポケモンのバグ技もそうですが、どうやってあの時代にどこの誰も知っている様な情報の伝達が為されたのか、
そういうのも新たな不思議になっていってそうな気はします。

花子さんの成り立ちの他、3の数字に対しても色々と持論の展開が。
水曜どうでしょう』八十八か所巡りのあの怪奇現象も3人の時でしたしね、やっぱ有るんじゃないでしょうか。
まぁ巡ってる時大体3人なんですけど。
何事も信じるか信じないかは貴方次第ですが、こういうお話を頭に入れてるといつか役立つかもしれません。
集団面接とか。

一人までだね~
『ルート3』第三十一話より

で、3繋がりで保由の頭から出てきてしまったのか、呼んだ怪異が「三本足のリリちゃん」。
自分の所でもありましたよそのお話。
三本足で包丁持って追いかけてくるっていう話でしたけど。

なお本当はリ○ちゃんなのですが、みなぎさん曰く「大人の事情」だそうで。
「サミーちゃん」もね。

三本足の人形が包丁持って追いかけてくるっていうだけでも幼い頃は怖がっていたものですが、
出てきたモノがもしこれだったら恐怖のあまり死んじゃう。

『ルート3』第三十三話より

リ○ちゃんに関してはバリエーションも聞いた事ありましたが、
サ○ーちゃんは初めて聞きました。
時代が時代というのも有りますし関西住なのでというのも有るのでしょうけど、
サ○ーちゃんのお面を付けてセーラー服着たオッサンってもう怪異じゃなくて変態じゃないの。

口裂け女に関しても初めはそういう風に見えた女性から始まったかもしれませんし
そうやって噂が一人歩きして尾ひれがついていくのかもしれませんが、
その頃の警察は何をしていたのでしょうか。
このナリで超スピードで人を追いかけるとか、全力で取り締まれよ。

『ルート3』第三十三話より

そんな様々な怪異の知識が有る保由でさえ驚くほどの超BIGサイズリ○ちゃん。
更には呪われてる発言で呼び戻しも可能という超能力付き。
「問いかけ」に応えるまで呪われ続けるとかかなー。

3=惨=惨劇という方向で考えれば「おままごと」は包丁でバラバラ、
「かくれんぼ」は人が入れない箱や物陰に押し込められる様な感じでしょうか。
恐ろしいわ。

予期せず恐怖の怪異に囚われてしまったコックリーズの三人。
無事乗り越えることが出来るのか。
目的を再開していくと何だか終わりに向かって行っている気もしますが、
何はともあれ次回更新も楽しみにしています。

ちなみに三本足のリ○ちゃんやサ○ーちゃんも含め、グーグル先生に尋ねると大体ご紹介戴けます。
「マジかよ昭和世代…」と驚くことなかれ、こんな話で盛り上がっている小学生がいっぱいいたんだぞ。

自分が小学生のころはどの学校にも七不思議やらが有る時代だった気がしますが、
今のご時世どうなんでしょうね?
どうなの?って小学生に聞いて回るとソレこそ自分が新しい七不思議に認定されてしまいそうなのでやりませんが。

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