『青のフラッグ』第51話 あらすじとネタバレ感想~太一、爆発

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『青のフラッグ』第51話より

ジャンプ+にて連載中、KAITOさんの
青のフラッグ』最新話が公開されました。

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この記事の目次

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「第51話」

暗闇の中、一人走る太一。
後ろからはゾンビが彼を追い、息も絶え絶えに逃げ続けます。

たどり着いた先で彼の目に飛び込んできたのは、
潰れた家屋の下敷きになり、動けなくなっている恋人の二葉。

『青のフラッグ』第51話より

助けようと駆け寄るも物を動かせば彼女が痛がるほどの状況。
その上、そのすぐ近くで同じ様な状態の親友・トーマの姿が。

トーマの横では火の手が上がり今にも彼を燃やしてしまいそうな勢い。
片や双葉の上には今にも崩れ落ちそうな鉄骨。

『青のフラッグ』第51話より

と、そこに太一を呼ぶ雄斗たちの声。
見ると彼らは必死で閉じそうになる出口を抑えており、
今にも閉まってしまいそう。

『青のフラッグ』第51話より

後ろからはゾンビの大群、二人を助ける時間はない。
その選択を迫られる太一はどうすることも出来ず、
立ち竦んでしまうのでした。

『青のフラッグ』第51話より

と、そこで目が覚める太一。
布団の中で大量の脂汗を流しながら、
その選択が夢であったことに心から安堵します。

『青のフラッグ』第51話より

そして、インフルエンザ明けの登校。
道中でいつものメンバーと合流。
雄斗は体調を気遣いながらも、バカがインフルエンザとはと辛辣なご挨拶。

『青のフラッグ』第51話より

あっちは元気そうだけどなと言う彼に促され前を見ると、
その先にはケンスケたちと笑いながら歩くトーマの姿。
太一は何も言わず、ただその姿を眺めます。

『青のフラッグ』第51話より

教室についても、彼は変わらず。
拍子抜けするほどいつもの調子で、
前と変わらず人に囲まれ、その中心で笑っていた。

『青のフラッグ』第51話より

眺める太一の耳に聞こえてくる女子たちの嘲笑。
変わったのは彼ではなく。

『青のフラッグ』第51話より

中庭の廊下を歩いていると、後輩の女子に言い寄られるトーマがいた。
失恋しても先輩ならいくらでも相手がいるとか、フるとか有り得ないと好き勝手に話す後輩たち。
ふとトーマも太一の目線に気づき、言いようのない表情を浮かべます。

『青のフラッグ』第51話より

キレていーぞというケンスケの声で我に返ったトーマは
ちゃんと聞いてなかったとごまかすのでした。

『青のフラッグ』第51話より

体育の時間、男子更衣室で着替えている太一。
彼の耳にトーマを茶化す声が届きました。

『青のフラッグ』第51話より

入口に立つトーマに入ってくんなよ、一ノ瀬も着替えてんだぞとふざけて彼をおちょくる様な声。
トーマと共に入ろうとしてた友人が怒り声を荒げますが、
トーマ本人は笑って詫びながら立ち去ってしまいます。

『青のフラッグ』第51話より

声の主に掴みかかる友人。
掴まれた男子はお互い嫌だろうと言いながら太一に同意を求めますが、
彼はそれを本気で拒否。

『青のフラッグ』第51話より

強引に話を終わらせる彼のらしからぬ態度に、
周囲も困惑せざるを得ません。

授業はサッカー。
チーム分けをじゃんけんで行っていきますが、
トーマのいるチームに太一を入れないのかとまた茶化す声が。

『青のフラッグ』第51話より

肩を組んできた男子の手を振り払い、太一は教師に保健室に行きたいと言い出しました。
離れていく彼を、トーマはただ見つめるしか出来ません。

『青のフラッグ』第51話より

授業も終わり廊下を歩いていると、教師に頭を下げるトーマの兄・誠也の姿がありました。
スーツを着て歩く彼に気付かれぬ様、身を隠す太一。

『青のフラッグ』第51話より

そんな彼にトーマの兄ちゃんじゃんと声をかけたのは、
先ほどトーマの代わりに怒っていた友人たち。

何で隠れるのかと問う彼らに対し、気まずさから早々に立ち去ろうとする太一。
しかし彼らはそんな太一を呼び止め、率直に疑問をぶつけるのでした。

『青のフラッグ』第51話より

真剣な表情の彼らの問いを否定しようとするも、言葉が出ず言いよどむ。
訝しげな彼らでしたが、ふと太一の後ろに現れた人影に気づきます。

彼らの目線から誰かいることに気づいた太一。
振り向くと3人を見ている真澄の姿。

『青のフラッグ』第51話より

ばつが悪そうに立ち去った彼らを見送る二人。
揉め事かと尋ねる真澄に、太一は苦い顔で返すのでした。

なぜ自分が悪者の様になっているのか。
納得いかない太一ですが、真澄はその理由を単純に説明します。

『青のフラッグ』第51話より

自分は太一が悪いとも、トーマがかわいそうだとも思わない。
そう話す真澄ですが、これ以上ない最悪なタイミングで告白して迷惑な話だと思うとのこと。

だから言ったのに、と、かつて太一に言った言葉を彼女は反芻します。

『青のフラッグ』第51話より

が、それは彼に言う言葉ではなく、自分にも非があったのではと考える真澄。

二年の時、二葉からトーマのことが気になると相談されたという彼女は、
彼を秘かに観察し、その想いを感づいていました。

三年になって同じクラスになって、本格的に相談してきた二葉に対し
真澄は協力出来ないと断っていたのです。

その結果、太一に相談する流れとなった。
二人して、気持ちに気づきもしないで。

『青のフラッグ』第51話より

そんなの分かる訳がない。
太一のそう反論する気持ちも理解出来る。

二人は何も悪くない。
自分のこの気持ちが理不尽で身勝手だというだけのこと。

そうなるのであれば、自分が相談に乗るなりもっと違う答えを出していれば
こうはならなかったのではないか。

一人淡々と話す彼女ですが、その言葉を聞いた太一は理解も納得も出来ません。

『青のフラッグ』第51話より

何が最善だというのか。
そう声を張り上げる太一に対し、真澄はいつか聞いた言葉を伝えます。
その選択に相手がどんな評価を下すかは、その相手が抱える問題だと。

『青のフラッグ』第51話より

自分もあの子もあなた達も、その時最善と思える道を選んできただけ。
今もまた、選ぶ事しか出来ない。

『青のフラッグ』第51話より

突然の話の切り替えに戸惑う太一ですが、
真面目に心配していると真澄は言います。

太一は別に悪くない。
けれど自分の気持ちは自分でコントロールするしかない。

関係ない周囲からすれば体のいい娯楽の様なもの。
気にするだけバカバカしいものだし、自分が悪くないと思うなら堂々としていればいい。

そう言い放つ真澄ですが、そう簡単に割り切れもしないもの。
そんな表情を浮かべている太一に対し、またも切り捨てる様に言葉をぶつけます。

いいかげんにしろという彼に対し、
割り切れるのか?と改めて尋ねる真澄。
簡単に割り切れるものではないと、彼女も分っているのです。

『青のフラッグ』第51話より

私もずっと考えた。
何が今出来る最善の選択か。

『青のフラッグ』第51話より

それを選ぶのも嫌だというのなら、考えるしかない。
何を自分が気にしているのか、
自分がどうすれば前を向けるのか、を。

そう言って立ち上がる彼女を見上げる太一。
しかし共に立つ事は出来ず、彼は屈んだまま叫ぶしか出来ません。

『青のフラッグ』第51話より

訳が分からない。
ただそれだけが分っていることだと、
自分の中に渦巻く感情を言葉にする太一。

『青のフラッグ』第51話より

不服そうな顔で座り込んだままの太一を見ながら、
これは自分のエゴだったと詫びる真澄。

だから大切なものを増やすのは嫌なのだと、彼女は歩き出します。
が、少しして立ち止まり、ふと振り返る。
怪訝がる太一に、彼女はその背を押すようアドバイスを送ります。

『青のフラッグ』第51話より

一人残され、困惑する太一。
どうすれば良いのか、その解決は見えず一人頭を掻くしか出来ませんでした。

『青のフラッグ』第51話より

そしてその次の日から、トーマは学校へ来なくなった。
クラスでももちろんその話題が上がる。
彼は就職組だからそっちの準備を始めているとか、
ほぼ自習なこの時期は来る必要もないだろうとか、
口々に言いながらも、その目線はどうしても一人の元に集まってしまいます。

『青のフラッグ』第51話より

表情が暗くなる太一を、二葉は心配そうに見守りますが、
かける言葉が見つかりません。

『青のフラッグ』第51話より

家に帰り、自室の戸を閉める太一。
皆に言われた、様々な言葉が頭を巡る。

『青のフラッグ』第51話より

鞄を投げつけ、本棚の中身をぶちまけ、机の上の物を投げ捨て。
喚き、殴り、投げ飛ばし。
皆の言葉はそれでも次から次へと止まらず、彼の感情を抑えることが出来ない。

『青のフラッグ』第51話より

自棄になり、全てを取り払おうとしたその時、
机の上に残る一つのお守りが目に留まりました。

『青のフラッグ』第51話より

彼がくれた、手作りのお守り。
太一はそれを投げることも捨てる事も出来ず、
ただじっと見つめるのでした。

『青のフラッグ』第51話より

感想

一月ぶりの『青のフラッグ』。
相変わらず1か月が長いしまたもう1か月待つのかと焦らされるお話が続きますぜ。

トーマ復活!からのタイミングでまさかの主人公インフルという流れで肩透かし感もありましたが、
二葉とトーマの思いがぶつかり合った前回。
寝込んでいた太一さんはバッチリうなされていた様で。

分かりやすすぎる選択に迫られている夢。
「人生は絶え間なく連続した問題集や」とか言う人もいましたが、
太一はそのあたり決めて進めるのでしょうか。
夢ではどちらの命をという感じ、現実では命がかかっているわけではありませんが、
「オロオロしてる間に全部おじゃん」にならないことを祈ります。

まぁ実際こんな状況になったらトーマを速攻で助けて二人で二葉を救うのがベストなんでしょうけど、
今の問題はそこじゃないわけですから。

そんなどんよりと陰鬱になっている太一くんに対し、
復活したトーマは彼から見ればいつも通りのまま。
変わったのはトーマでも太一でもない、周囲を取り巻く「世界」そのもの。

『青のフラッグ』第42話より

トーマの想いを知って茶化す人もいれば、
その想いを尊重する人もいる。

お友達たちも気を遣って気を利かせて代わりに怒ったりしてくれているけども、
それ自体も最適解かと言われればそうでもない訳で。
後輩女子たちの様な気の使い方は論外。
というかこのツインテの子ら個性あり過ぎでしょ(笑)

『青のフラッグ』第51話より

友人の坊主目隠れくんもね、太一の突っぱね方とか見て心配してるんだとは思うんですよ。
前にも色々心配している感じで太一に話しかけたりしていましたし。
でも「友達じゃないのか」なんてねぇ、友達だからそうなっている訳でして。

『青のフラッグ』第41話より

トーマは自分で決心して自分でその「世界」へと踏み入れた側だから
相手がどう茶化してこようと、内心辛かったとしても受け入れて頑張れるとは思うんですよ。
でも太一は引きずり込まれた側ですから、その時点で体勢と耐性が違うんですよね。
しかも人望の差(笑)でどうしても自分が嘲笑の対象になっている状況ですし、
トーマみたく笑ってごまかせる気概も無いし。

その上それでもその親友を突き放すことが出来ず、何なら恋人と天秤にかけるほどなんですから、
彼の頭の中が受験どころではないのも理解できます。

『青のフラッグ』第46話より

が、そのままだと受験に落ちるのも事実。
どうにかして前を向くしかないのでしょうが、
どうすれば良いのかも分からない彼ですから
その問題はそう簡単に解決しなさそうです。

第1話の1ページ目に出ていた言葉がここまで重くのしかかるなんて、
どちらもいないから関係ないとか言っていたのにねぇ。

『青のフラッグ』第1話より

分からないことが分からないなんて訳が分からないよ。
ちゃうちゃうちゃうんちゃう?みたいな話になりかけていますが、
そんな訳の分からない状態の太一くんもついに爆発してしまいました。
自分のお部屋で。
ある意味よくそこまで我慢したもんですよ。

都度目が点になって限界迎えてるのがよく分かる姿はちょっと面白くも見えてしまうのですが、
彼がここまで暴れ倒すなんてもうよっぽどですよね、ホント。
この表情がもう彼の苦悶を物語っていて何とも言えない気持ちになります。

『青のフラッグ』第51話より

止め処無く溢れる激情のままに暴れまわる太一
それを止めたのは誰かの言葉でもなく、親友がくれたお守りでした。
彼が言えずの想いを託したそのお守り。
太一は一体どうするのでしょうか。

こうなったらもう腹を割って話そう!しか無いと思うんですよね。
トーマも割ったというか言うだけ言って謝っただけでしたしね。
お互いに理解と納得が出来て気まずい関係がなくなれば、
周りも自然と納まっていくもんだとは思います。

『青のフラッグ』第50話より

が、そう上手くいかないのが青春なんですよね羨ましい。
そこにある彼の思いと想いを太一はどう受け止め、前を向くのか。

またも気になって仕方ない次回更新は1月29日ですってよ。
年末年始挟むとはいえ遠すぎるぜ。

毎回の事ながら熱い煮え湯を飲まされる様な、
心臓をキリキリと締め上げられる様な苦しい感覚になるお話が続きますが、
次回も楽しみです。

スマホアプリ「ジャンプ+」では、そんな『青のフラッグ』の過去話が配信中。
連載中作品は全話1回無料で読めますので、ぜひ読んでやきもきして戴きたい所です。

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