『サクラコード』第十華-五 あらすじとネタバレ感想~遂にお面とご対面

コミックガムにて連載中、みなぎ得一さんの
『サクラコード』最新話が公開されました。
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サクラコード
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『サクラコード』第十華-四 あらすじとネタバレ感想
第十華-五
アスクレペイオンの温泉施設で起こった
黒い毛が人を操り襲うという怪事件。
巻き込まれた福太郎たちはその毛を切断する事で対応していましたが、
切った後もまた毛が人を覆い、再び動き出す始末。

美容師ギルドの方々もこの状況に四苦八苦。
シザーハンズ的な人も手が足らず、胡麻斑に助けを求めるほどです。

そんな中、毛の葉脈の根を探す福太郎。
壁や天井を見回す中、ふと、壁から出た一層太い毛の束を見つけます。
その壁の反対側を覗くと、そこには全身に毛をまかれ
横たわる人が。
驚く福太郎に駆け寄り、あの人が怪しいのかと問う鹿葦津。
まだそうとは、と決めあぐねいている福太郎に対し、
言霊を乗せて撃ってみようと提案。
銃を回し、言霊を放ち、引き金を引くと。

予想が外れたかと思う二人ですが、
毛に巻かれた人の体がビクンと跳ね、その毛が動き出しました。
そしてそんな二人の後ろに、突如おかめのお面が。

いきなりの出来事に慌てふためく二人。
福太郎が驚きの余り鹿葦津にぶつかり、
彼女が手にしていた銃を落としてしまいます。
福太郎に近づき、その毛を巻きつけ始める薄暮。
鹿葦津は何とか銃を拾い上げ、その面を撃ち抜きました。
悲鳴を上げ、福太郎の腕を削りながら離れる薄暮。
そして、操っていた毛も同様に、人たちから離れて行きます。
ゴメン邪魔した!と詫びる福太郎に、
当たったから良しですと返す鹿葦津。
苦しむ薄暮がその全身を、彼らの前に現しました。

毛が退いていくことを不思議がるサレオスも、
現れた薄暮に気付きます。
あの方に戴いた面を…と恨みを述べる薄暮ですが、
話を聞かずに銃の胴体を回し、<三銃ノ塔・火>を放つ鹿葦津。
放たれた銃弾を腕で払うも、
その腕に組みつき、爆発。
衝撃で薄暮の面が欠け始めます。
これ以上はと、再び人を操り仕向ける薄暮。
ですが、サレオスのトマホークでその操る毛を切断。
更にはもう一本を投げ、薄暮の横っ腹を切り裂きます。
投げたトマホークは柱に刺さり、
それを足場に石長が跳び上がりました。
放たれる<マグネ流磁極拳>。

その面にクリーンヒットした拳を振り抜くと、
面を付けた人間大の体が、巨体から抜け落ちました。
本体が抜け落ちた巨体は崩れて毛髪の塊と化し、
面が割れてしまった薄暮は、その顔をさらしながら嘆いています。
あの方から頂いた力が…。
そう呟きながら、外へ向かう薄暮。
払暁〈フツギョウ〉という名を呼び、助けを求めます。
その直後、石長に届く怪異飛来の報せ。
轟音と共に、巨大な何かが彼女たちの前に降り立ちました。
感想
遂に公開されました年明け一発目の『サクラコード』。
年明け辺りまではこちら一本でと仰ってましたが、
ここからは『ルート3』と交互とかにするのかな。
どちらも続きが楽しみな作品ですが、
お体気を付けてゆっくりでも続けて戴きたいものです。
待つのは『ハンター×ハンター』とか『ベルセルク』とかで
慣れてますから(笑)
前回に引き続き、怪異に巻き込まれている福太郎たち。
遂に首謀者・薄暮との対面と相成りました。
面とは言え的確に眉間を撃ち抜くとは、流石の一言ですね。
更には磁極拳でぶん殴るって、
姉妹揃ってお面狙い撃ちとかヒドい話ですよ。
面が割れて力が無くなったと嘆く薄暮。
体から毛が落ちているのを見るに、
毛を使い操る能力自体が「面の力」なんでしょうね。
髪を操るというと、大太・髪ノ鬼を思い出しますが、
何か関わりは有るのでしょうか、力の根源含め気になりますね。
そしてそんな薄暮の呼びかけで現れた払暁。
様々入り乱れる中、福太郎は無事で居られるのでしょうか。
面を受け取った初雁、どこかでバトル中らしい義鷹が
どう乱入してくるかも気になりますし、
第十華もまだまだ続きそうですね。
最新刊の発売日も決定したとのことで、
次回の更新ともども、楽しみにしております。