『わたモテ』喪170 あらすじとネタバレ感想～優と明日香、美少女倍プッシュ
ガンガンONLINEにて連載中、
谷川ニコさんの『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い！』最新話が公開されました。
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https://shocoturn-gamblog.com/36511.html喪170【モテないし染まる】
大学受験に向け勉強に勤しむ日々。
ながらもその連続に飽き始めている智子。
何か派手なことがしたい。
漠然とそう思いながら、彼女はおやつを買いにドラッグストアに足を運びました。
コーヒーも買うかと考えながら店内を歩いていると、
目に入ったのはヘアカラーの棚。
なんとなく、気の向くままに一本買ってみることに。
自室に戻り、説明を読む。
手順はカンタン。
一人でもできる。
が、さて選んだ色で良かったのだろうか。
ふと不安が頭を過ります。
まぁ夏休みだし良いかと楽観的な智子。
しかしながら、出来上がった頭は色の変化など見受けられず、
元と然して変わらない。
気になった智子は優に電話。
彼女の染髪の先立に期待しますが、
残念ながら美容院で染めたとの事。
智子が髪を染めると言い出すものだから気に掛ける優でしたが、
大丈夫大丈夫とその電話を終了しました。
と、すぐにまた電話が鳴ります。
優の折り返しと思い何色が良いかと尋ねると、
その相手は優ではなく。
まさかの明日香からの電話に戸惑う智子。
気分転換に髪を染めようと思ってと話すと、
明日香は自分がやってあげようかと言い出しました。
中学から染めているという明日香。
新しい単語帳を渡すついでにと智子の家に来ることに。
思いもよらぬ展開となってしまったものの、
ひとまずは部屋を掃除することにする智子なのでした。
しばらくしてチャイムが鳴り、
迎えに出るとそこには明日香、ではなく優が。
髪を染めると聞いて手伝いにやってきたという彼女。
出来るから良いのにと遠慮する智子に対し、
優はこういう事を一緒にやってみたかったと笑って答えます。
しかし、この後明日香が来ることを考えると二つ返事が出来ない。
智子はまたも良からぬ想像を頭に巡らせます。
その前に、そもそも明日香が来ることを説明しなければと思い立ちますが、
そのタイミングで再びチャイムが鳴ってしまいました。
慌てて着替えて玄関に迎えに行く。
今度は明日香がちゃんと立っていました。
来てくれたことを労いながら部屋に案内する智子。
実は中学の友達が来ていてと説明しながら、二人を会わせます。
智子経由で話を聞く間柄ではあるが初対面につき、
お互いに自己紹介。
明日香の友人も何人か優と同じ高校に行っているそうで、
その内の一人は彼女の友達になっていました。
そんな話に花を咲かせる二人を眺める智子。
自分の部屋に美女二人、男なら夢のような展開だと一人考えます。
ところで、と話を切り替える明日香。
来ているのなら自分が邪魔だったのではないかと遠慮しますが
優も勢いで来てしまったものだから一生懸命にフォロー。
二人とも約束があったわけではなく、
智子が髪を染めるというから手伝いに来た。
お互いに気が合うのか智子の事で盛り上がる二人ですが、
当の本人は一瞬感じた不穏な空気に不安が拭えません。
空気を必死に考える智子に自分もヘアカラー剤を持ってきたと取り出す明日香。
優も同じ様に持ってきてくれていますが、
自分が買った銀と比べるとどちらもあまり変わりない。
冷静に考えると銀はないよなと反省する智子。
そんな髪色、ロシア人か闇に降り立った天才くらいなもの。
しかしどちらを選ぶというのも。
逡巡した結果、彼女は自分の買ったヘアカラーを二人に差し出しました。
案外似合うかもと中々好評な色になり、
それで行うことに。
既に一度試したという智子に対し何度もやるのは良くないけれどと前置きながら、
スムーズに二人で準備を進めていきます。
明日香が準備する中、
服が汚れない様にカバーをつける優。
優にヘアカラー剤のシェイクをお願いし、
智子にイヤーカバーをつける明日香。
都度無駄に色々と感じながら、
着々と進んでいく染髪。
出来たヘアカラー剤を二人で智子の髪に塗り込んでいく。
二人の手が音を立てながら智子の毛を掻き回す。
そして、満遍なく広がった後にラップでくるんで終了。
30分くらいで染まると思うと話す明日香たちに対し、
智子は満足げにその料金を確認します。
笑って返す明日香ですが、ふと床に何やら縮れた毛を発見。
必死に掃除したのにと焦る智子。
気にしてはいないようだが絶対気付かれたと慌てながら、
気まずくなる前にヘアカラーを流してくると部屋から出て行ってしまいました。
二人きりになり、優に志望校を尋ねる明日香。
智子には内緒だが、実は彼女も青学を目指しているそう。
自分のレベルでは一緒に勉強しても迷惑をかけるからと遠慮しながら努力している彼女。
そんな話をしている最中、洗面所では見事に仕上がった髪に感嘆する智子の姿が。
が、彼女の目的はそこだけではないのです。
二人に気づかれる前に仕上げをこなし、部屋に戻ることに。
二人でやったから上手に染まったと褒め合う女子たち。
セットしたらもっとかわいくなるねなんて言いながら、
明日香はもう一つの目的である単語帳を取り出しました。
大量の単語帳に思わず苦笑い。
優にもその単語帳を使うかと明日香が問いかけていると、
智子から妙な悲鳴が飛び出しました。
尋常でない脂汗を滲ませる智子。
股を押さえながらフラフラと部屋を出る。
心配する二人でしたが、
優の携帯に彼女からメッセージが。
ちょっと行ってくると明日香に声をかけ出て行った優。
一人残された明日香は寂しさを紛らわせる様に、
寝転んでいたぬいぐるみを撫でるのでした。
帰り道、二人で歩く優と明日香。
少し話さないという明日香の提案で公園へ。
ブランコに座る二人。
良く智子から話を聞いていると、明日香は優に話します。
謹慎した時も、学校の皆とは連絡を取らなかったが優とは取っていたと確認する明日香は、
智子が本当に頼りにしているのは自分ではなく優なんだと今日分かった気がしたと口にしました。
彼女の言葉に戸惑いながら、今日の顛末を説明する優。
しかしそれは明日香よりも自分を頼ったのではなく、
明日香に格好悪い所を見せたくなかったのだと思うと優は考えます。
明日香が来るまで部屋を掃除したり着替えたり、
彼女は最近そういうことをしていなかった。
クラスの女子にやってもらったと嬉しそうに言っていたと語る優。
智子がオシャレをしようとする時は明日香と一緒の時が多いんじゃないか。
その言葉に感謝を述べる明日香。
遠慮されているのではないかと気にしていたと心配を口にします。
優から見れば自分といる智子も貴重。
そう知れたことが嬉しかった。
そんな明日香は、優とも一緒の大学に行きたいから勉強を手伝ってもいいかと尋ねました。
足を引っ張ってしまうと気にする優ですが、
明日香は実のところ少し余裕があるそう。
それに智子にも優は必要だと思う。
だから少しでも追いつける様頑張ろうと背中を押し、共に頑張る事となりました。
そして5日後、合宿の日。
すっかり黒くなった自分の髪を口惜しそうに眺める智子。
母親に叱られ、合宿前に黒染めをさせられたそう。
と、そこにチャイムが。
優か琴美が来たのだろうと出迎えると、
そこには魂が抜けたような表情の優が。
何か漂白されてない？と尋ねると
彼女は気の抜けたままに基本ダイジョブと答えます。
更には同じ大学に行きたいからと
突然驚きの告白を繰り出すのでした。
感想
前回の閑話休題的特別編を挟み、
2週連続更新2回目では遂に加藤さんと優ちゃんの直接対決となりました。
が、一瞬不穏な空気は流れながらもお互いに認め合う朗らかな関係に。
甲子園球児が白球を追いかけていた、夏。
受験生は一生懸命に勉学に勤しむものですが、飽きる。
何事も意欲なく行うと飽きが早いものですから、そうなれば気分転換が必要。
とはいえ高三の夏に毛染めて。
しかも銀て。
ついこの間停学になったばかりのくせに冒険心が高いな。
まぁ合宿の間だけのノリのようではありますが。
でも自分でやってみると全然染まらない、学生あるあるですな。
友達に聞いて手伝ってもらうなんてのもありますが、
普通そういう時って友達が銀だピンクだと持ってくるものでしょうに
優ちゃんも加藤さんもお優しいことで。
にしても、優ちゃんの「こういうことやってみたかった」っていうのが良いですよね。
下着選びでも水着選びでも事有る毎にセクハラをしてきた様な智子でしたが、
優ちゃんの方はもっと女子っぽい遊びもしたかった訳だ。
セクハラという方向では無く。
智子自体無頓着な訳ですし、何より他人で遊ぶ方が楽しい。
前にゆりと服を見に行ったのも加藤さんと大学見学行くためですし、
彼女の言う明日香に対する智子の考え方も言い得て妙な所。
「人が来たから着替えないと」なんて優も初めて聞いたんでしょうね、きっと。
この間もこみさんや吉田さんたちを仕方なし部屋に招き入れたり
勉強会は基本自分の部屋でしていましたが敢えて掃除するという事も無かったが
加藤さんが来るとなると話は別。
何かもう智子の反応や対応が彼女を初めて家に呼ぶ男子にしか見えない(笑)
そんな加藤さんと優ちゃんの初対面。
以前から優ちゃん関係で不穏な空気も流れた事が有っただけに不安な展開ではありましたが、
案外そんな事も無く。
誰とも当たり障りなく関わる加藤さん、
優ちゃんに対してもすっかり打ち明けた形で仲良くなりました。
その様を完全にオタク目線で見ている智子さん。
自分の部屋に美少女が二人なんて非現実的な展開、羨ましすぎる。
前回そんな事微塵にも思っていなかっただろうというのがまた
彼女たちに対するイメージの差を如実に表していますな。
が、その会話中に流れる不穏な空気。
「もしかして邪魔だったかな」という加藤さんの申し出に
いつものあの空気を察したのか、
それとも二人が黒木可愛い言い出すから弄られる事に不穏さを感じたのか。
どっちもかも知れませんが、後者はこの後確定していきそう。
優ちゃんの持ってきたシナモンベージュラテ、
加藤さんの持ってきたシャンパンローズ。
銀に比べればどっちもどっちな感じですが、
字面からするとシャンパンローズも中々な気がする。
ていうかどんな色やねんと思って検索すると、ほのかなローズ色なのね。
モバマスの一ノ瀬志希みたいな感じですな。
そして優ちゃんと加藤さんによるご奉仕髪染めがスタート。
いちいち反応する智子の顔ったらもう。
こんな美少女二人になされるがまま、頭をもみくちゃにされるなんて天国でしょうよ。
2万なら出すわ！と言っている読者が自分含めどれだけいる事やら。
掃除の不足で良からぬ毛を見られてしまい慌てた智子さん。
自らの念願を叶える為颯爽と部屋を飛び出し優ちゃんと加藤さん二人きり。
智子本人には隠していましたが、実は同じ大学を目指している優。
高校受験の際も魂が抜けていた様な彼女だったので学業はお察しでありましたが、
今度こそ同じ学校に通いたいという思いは強く。
まさか相手が今の本人でも難しい様な上位校を目指すとは思いもよらんでしたでしょうが、
でもそれを言うとレベル下げてって言うことになっちゃうし、自分が頑張るしかないですわな。
そんなマジトークの最中、智子はシルバー智子に大変身。
髪より塗らなければならないという使命感で一人2回目の染めを行いましたが、
それをやっちゃあお終いよ。
実際学生時代にも一人はいましたしね、
髪染める際に股間の毛も染めたら激痛で転げまわったとか言い出す奴。
で、そんなエマージェンシーな智子が頼るのは優。
加藤さんに内緒でと言ってもそんな上手い事立ち回れるわけも無く、
加藤さんからすれば自分は頼られなかったと思うのも仕方なし。
そういう所から加藤さんは智子に遠慮されていると思っていた様ですが、
優ちゃんの解釈が素晴らしいわ。
遠慮では無く、格好悪い所を見せたくない相手と思われている。
それも一つの感情で、相手を特別に思うという事。
まぁ加藤さんからすれば見せてほしいとも思うでしょうけどね。
溜飲を下げた加藤さんは優ちゃんとも仲良くなりたいと思う事に。
勉強の足りない優ちゃんをサポートする事となりましたが、
智子でさえ苦心する彼女の勉学サポートを一気に受けた優ちゃんはエライ事になってしまいました。
自己紹介からこっちナチュラルに明日香ちゃん呼びしていた優ちゃんですが、
次回顔合わせた際に「加藤さん」とか「先生」とかに呼び方が変わってたらもうスパルタ怖すぎですよ(笑)
でも真っ白になりながらも優ちゃんは頑張ってる。
この後実は必死に追いかけている智子も加藤さん的には頑張らなければならないレベルなのだと知ったら、
優ちゃん灰になっちゃいそうな気もしますが。
話の流れでオナジダイガクを目指す事も発覚し、
これからは一丸となって明日香先生の個人授業も行われそう。
字面だけで言うと男子ワクドキですが、
恐らく24時間中29時間勉強とか言いかねない程の勉強量が押し寄せる勉強会になりそう。
この「成瀬さんも使う」という強制感がまたいい味出しています(笑)
そんな先生やクラスメイト達と合流しての合宿が次回から始まる様で、
どんなお話が繰り広げられるのやら。
ゲス乙女こと風夏さんたちも参加しますし、色々と楽しみです。
次回更新は1月30日。
先行配信のスマホ版と更新タイミングがずれましたが、その辺の調整も含まれてか3週間後。
年も明けましたが舞台はまだまだ夏、引き続きお楽しみに。
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