『灼熱カバディ』第143話 あらすじとネタバレ感想~誰もが皆なヒーローになれるよ

web・スマホマンガ, 更新情報灼熱カバディ, 裏サンデー

『灼熱カバディ』第143話より

裏サンデーにて連載中、武蔵野創さんの『灼熱カバディ』最新話が公開されました。

最新話はこちらから

前回の感想はこちら

[スポンサーリンク]

第143話【名もなき選手】

宵越を圧倒し、得点を決めた高谷。
奏和の生徒の中に、そんな彼をビデオに収める三年生の姿が。

『灼熱カバディ』第143話より

観客席で黄色い声援を上げる応援団たちにレンズを向ける彼。
下級生が三年の仕事じゃないと気を遣い声を掛けますが、
大丈夫という彼の足には包帯が巻かれており、
松葉杖無しに立つのも苦労する容態。

『灼熱カバディ』第143話より

王城君とは違う、名も知られない一選手でも。
彼は目を細めながら、コートで闘う仲間を見やります。

『灼熱カバディ』第143話より

かつて彼らが一年生だったころ、強豪・奏和には多くの新入生が入部していた。
しかし、経験者は世界組である六弦のみ。

『灼熱カバディ』第143話より

自己紹介を終え部活動へ。
彼が目の前にいた木崎に入部理由を問うと、皆大体一緒だろうと分かりやすい理由を口にするのでした。

『灼熱カバディ』第143話より

が、そんな甘い考えで成り立つ身体ではなく、
部活動というには程遠いほどの過酷なトレーニングの日々。

『灼熱カバディ』第143話より

気付けばあれだけいた一年生も数えられるほどに減り、
一人一人に課せられる雑務も増える。
植野が裏で吐き倒すほどに過酷な練習を終えると
上級生は片づけを任せ先に帰る。
木崎はそれすら納得いかない。

『灼熱カバディ』第143話より

一、二年早く生まれただけで偉そうにと悪態を吐く彼を諫める六弦。
しかし六弦は実力があり練習で上級生に勝るからこそ言えるのだとやっかみを飛ばします。

『灼熱カバディ』第143話より

二年になったら一年をいびり倒す。
そう決めていたものの、現れたのは超新星。

『灼熱カバディ』第143話より

怒り心頭の木崎を一生懸命宥めると彼自身も後輩にムキになることは無いと
何とか平静を保とうとしている様子。
が、飛び交う黄色い声援に我慢がならない。

『灼熱カバディ』第143話より

スターティングメンバーの発表。
実力順に番号をつけると口では言いながら
部で最も強い六弦が部長、副部長の次の3番。

『灼熱カバディ』第143話より

中途半端な伝統ではなくしっかりして欲しいと鼻で笑う木崎でしたが、
それ以降は順当に見ていた様で。

『灼熱カバディ』第143話より

思っていたのと違う。
そうやさぐれる木崎。
植野は盲腸だか胃腸炎だかで当分部活に顔を出しておらず、
その他の同級生も大分数が減った。

『灼熱カバディ』第143話より

植野のお見舞いに行こうか。
なんて話をしながら廊下を歩いている彼らの耳に届くのは、
他の教室に居残る同級生たちの明るい会話。

『灼熱カバディ』第143話より

放課後を、青春を部活動に捧げ続ける。
その辛さ寂しさが身に染みながらも、彼らはそれを辞める事はしない。

三年になれば幅を利かせられるはずと望みを抱きながら迎えた春。
行った部内対抗戦では新年生である一年と僅差の勝利。

『灼熱カバディ』第143話より

納得がいかない木崎が一年に尋ねると
緒方という新入部員がキーパーソンとの事。

『灼熱カバディ』第143話より

また生意気そうなのが入ったと文句を垂れる木崎。
高谷よりはおとなしそうだと思ってはいたが、
彼は彼なりに矜持を持った人間なのでした。

『灼熱カバディ』第143話より

三年生、しかも副部長である片桐に何度も噛み付く緒方。
トレーニングの方向性で揉めている、というよりは
片桐の課すトレーニング量が常人には耐えられない事が原因。

『灼熱カバディ』第143話より

周りを見渡すと新入生たちは軒並み倒れるかふらつく程で、
三年生から見ても緒方の言う事は一理ある。
実際に、自身も膝に爆弾を抱えてしまっていた。

『灼熱カバディ』第143話より

そしてその口論の結果、片桐は部に顔を出さなくなってしまった。
大雪でも台風でも練習していた彼が来なくなり驚きますが、
来ないのではなく家から出られないという事態に更に驚愕。

『灼熱カバディ』第143話より

どうも簡単にいかない。
木崎はそう言いながらため息をつきます。
三年になれば上手くなって後輩たちに偉そうに出来ると思っていた。

『灼熱カバディ』第143話より

二年になったら、三年になったら。
マラソンの時の様に次の電柱まで頑張ることを繰り返し、ここまで来た。
その努力を無駄にしたくない。
木崎は外を眺めながら、そう呟くのでした。

コートでは王城の攻撃が開始。
世界組・王城正人。

『灼熱カバディ』第143話より

ビデオカメラを構えながら、冷静に彼を分析する。
5点リードの現在、無理せず点差を広げたいはず。
そう考えれば狙うは取りやすい所。

『灼熱カバディ』第143話より

分析される王城は彼の考える通り、
六弦や高谷ではなく植野を標的に。
寸でで躱す彼を横目に敵陣の真っただ中へ。

後ろから狙う木崎にももちろんの事ながら反応し、
後方へ手を振るう。

『灼熱カバディ』第143話より

彼はその攻防をレンズ越しに見ながら思い出していました。
一年生のあの時、木崎に尋ねたことを。

何故この部活に入ったのか、それに対し木崎はこう言っていた。

かっちょいい身体になれたらいいな。

そう言っていた細身の彼も、今は積み重ね鍛え上げた肉体が有る。

『灼熱カバディ』第143話より

先ほど声をかけてくれた後輩に、やはりお願いしていいかなとビデオを渡す。
上手く撮れそうにないとつぶやく彼の視界はぼやけ、
その感情を抑える事も出来ないほどに感極まるのでした。

『灼熱カバディ』第143話より

感想

2週間ぶりの『灼熱カバディ』。
突如現れた名もない選手、奏和のメガネくんを軸にお話が展開されました。

能京高校と違い実力のあった奏和は新入部員も多く、
強豪と名乗るに相応しい部。

前大会ベスト4の奏和
『灼熱カバディ』第79話より

マッチョカッコイイ程度の憧れで入った子では到底着いていくことも出来ず……、
それでも木崎くんや植野くんは頑張って残っていました。
意地でしょうね、その時点で。
先輩にやられた事を後輩にやってやるという意地汚い意地ではありましたが、
結果それで頑張れたという事実。

しかしながら現れた2年生は高谷という大型ルーキー。
威張るに威張れねぇ上に部内的にも実力でしっかり差を見られている状態。
部長が1、副部長が2、六弦が3で高谷が5。
この時点で片桐が4ならもっと知られているでしょうから3年の誰かなんでしょうね、恐らく。

更に言えば高谷5の後木崎12というのがまた。
多分そこも3年で埋まっているんだろうなと思いますが上から12番目とは中々リアクションしにくい数字。
でも次いで13番をもらえたメガネくんも中々の実力者だったんでしょうねきっと。

部活に精を出す青春というのも傍から聞けば良い物ですが、
遊んでいる奴らが羨ましいというのも皆思う事でしょう。
部活で頑張る学生を見て「だせぇ」と言っていた水澄だっていましたが
実際どちらが正解という事も無し。

『灼熱カバディ』第103話より

あっちの水は甘いぞと思いながらもそちらに行かず頑張り続けた2年間。
その集大成として最上級生になって威張り倒せると思いきや、
またしても妙な新人が。

今司令塔として頑張る緒方くんですが、最初からその才覚を表していた彼。
認められる様になるまで色々な衝突もあったようですが、
片桐の心をブチ折ったのこの子だったんですね。
見直してみると確かにモジャモジャ頭だわ。

練習量で部員と揉める片桐
『灼熱カバディ』第120話より

彼自身エキスパートではありますが、ストイックすぎてトレーナーには向いてないんですよね。
良く言えばストイック、悪く言えば愚直。
折れてしまった彼の心をどうやって復活させて再びコートに立たせたのかは追い追い語られるのでしょうが、
今は彼よりも木崎くんたちですよ。

彼もまた有象無象の様にマッチョカッケェくらいの認識でカバディを始めた人間でした。
しかし、その努力と意地は確実に彼を高みへと運び、今晴れ舞台に立たせている。
あんなヒョロかった彼が3年という月日の積み重ねでこんないい身体に。
都合の良い記憶力を持つ冴木も名を覚える様な相手になっていますし
継続って大事ね、ホント。

冴木による奏和陣紹介
『灼熱カバディ』第132話より

そこまで高め合い競い合ってきたメガネくんからすれば感極まるのも仕方ない。
木崎ならまだしも木崎の友達じゃ誰だよ状態ではありましたが、
むしろ読んでるこっちまで泣けてくるレベル。

大山律心の時といい、掘り下げ方が上手いわ。
毎試合泣かせに来るなこの作品は。
毎度のことですが敵チームまで応援したくなってしまうから止めてほしい。

『灼熱カバディ』第104話より

これだけの内容を読まされてから前の話を思い返すと、
高谷出ずっぱりや緒方の作戦に対しはらわた煮えくりかえっていたというのも納得。
まぁそうでなくとも煮えくり返りそうなものではありますが。

『灼熱カバディ』第130話より

そんな彼らが対峙するは世界組・王城
しかし彼らとてエースだけでなく皆が実力者。
混迷を極める戦いの行く末や如何に。

次回更新は1月21日。
まだまだ前半戦、名もなき選手たちの上に立つ彼らの戦いはまだまだ続きます。

スマホアプリ「マンガワン」ではそんな熱い戦いのその先が先読みで公開中。
どれだけ鍛えても内面が鍛えられない野崎くんの裏話が知れる描き下ろしのちょい足しも掲載されていますので、
気になる方は是非ご覧ください(笑)

マンガワン

[PR]マンガワン

SHOGAKUKAN INC.無料posted withアプリーチ

スポンサーリンク