2021年10月前半(1日~15日)発売の新刊オススメコミック紹介

2021年10月1日から15日までに発売される新刊コミックの中から
個人的なおすすめ商品をまとめてご紹介。
秋の夜長のお供にどうぞ。
10月4日発売
週刊少年ジャンプ連載の作品が発売されます。
『藤本タツキ短編集「17-21」』は『チェンソーマン』の藤本タツキさんが過去作品を年代ごとにまとめた短編集。
「17-21」には17歳の頃に描いた読み切り『庭には二羽ニワトリがいた。』の他、
『恋は盲目』『シカタ』『予言のナユタ』が収録されるとの事。
ジャンプ+で『ファイヤパンチ』が連載されている際に時折特別読み切りとして入っていた作品たちですが、
紙媒体でまとめて読めるようになるのはありがたい所。
また、そのジャンプ+で連載の作品も色々と発売。
『神のまにまに』は『その後のサキュバスさん』や『幼馴染の胸が大きくなったのは俺のせいかもしれない』など
ジャンプ+で様々な読み切り作品を描いていた猗笠怜司さんの新連載。
江戸時代、貧しい武士の子として生まれた少年・一進は
自らの信念を貫き通す父親譲りの正義感を持っていました。
信心深い母が病気で倒れ、信心の向かう先が間違っていたのかと思い立った一進は一人、
山の奥にある小さなお堂に祈りを捧げます。

雨を降らし飢える者のいない地にしてほしい。
ひたすら頭を下げる彼の前に現れた神は彼の願いを叶えます。
自らの力で雨を降らし、村人を皆殺しにするという方法で。

独り残された一進は村の皆を埋葬し、ただ途方に暮れる。
それから後悔の念をどれだけ重ねても、
幾年経てども彼は死なず、呆然と生き続けていた。
そこに現れた異形の化け物。
その化け物に殺されるのであれば皆も許してくれようと高揚する彼に対し、
化け物は彼を「神か」と言い出した。

世は明治、100年もの間自らの生き残った意味を考え続けた一進は
その時、自らの生き方を決めるのでした。

神を殺す神を描く、和風ダークファンタジー。
ジャンプ+で連載中です。
10月6日発売
ヤングマガジンなどから色々と発売。
『犬と屑』はジャンプ+で『さっちゃん、僕は…』を連載していた朝賀庵さんの最新作。
また屑の話かよ!と思いきや、なにやら色々ややこしそう。
会社員・桜庭陽真は自らの人生に後悔を重ねる会社員。
公私ともに神経をすり減らす毎日を送る中、親友であった犬飼秀司の彼女・鷲見麗香と再会します。

秀司と結婚している筈なのにその彼はおらず、
漫画喫茶に泊まるつもりだという彼女を勢いで家に誘う陽真。
そこから彼と彼女の歪な関係が始まるのです。

タイトル通り「犬」と「屑」なお話になるのかと思いきや、
「屑」なのが「犬」の方かもしれない展開に。
彼女が秘密を隠して甘えているのかと思いきや、記憶喪失て。
どろどろとした陰鬱なお話が続きますが、こういうの嫌いじゃないわ!という方は是非。

ヤンマガwebやコミックDAYSでも後追いでご覧いただけますのでどうぞ。
10月7日発売
異世界転生物がいくつか発売。
主人公が話題になった『ライドンキング』ももう7巻。
エドゥとの再戦の約束を果たしに死の谷へ辿り着いたプルチノフ一行。
戦いの火ぶたが切って落とされようとしたその時、地震と共にあふれ出す肉瘴気。
王闘鬼の長が抑え込んでいた瘴気を一身に背負ったエドゥはその身を竜に変え、
プルチノフは彼女との約束を果たすため、彼女と拳を交えます。

といったところの続きからお楽しみいただけます。
それまではマガポケでもご覧いただけますので、気になる方はこちらで。
10月8日発売
チャンピオン作品や異世界転生ものなどが発売。
『神と呼ばれたオタク』は未来を舞台としたSF作品。
AI・ミネルヴァと共に宇宙航海士となる為の最終試験に臨む青年・ススムは
AIに自らの推しを熱く語るほどのオタクでした。

最推し作品の劇場版を見る為に冷凍睡眠に臨んだ彼でしたが、
目を覚ますとそこは緊急脱出カプセルの中。
水、食料、同人誌を鞄に詰め、道の惑星に足を踏み入れたススムが出会ったのは、鳥の被り物をした異星人。
命からがら逃げることが出来た彼の眼前に現れたのは、
廃墟と化した懐かしいオタクスポットでした。

何らかの理由により文明が滅び、原始時代にまで戻ってしまった地球であることを理解したススムは
推し作品の劇場版を見る為、その文明をそのレベルまで引き上げることを決意します。
農耕すら理解の無い原始人たちに神として君臨し知恵を授け、
冷凍睡眠を行い数十年数百年単位で経過を観察する。
ススムの途方もない推しへの道が始まるのでした。

くらげバンチで連載中です。
10月12日発売
「裏サンデー/マンガワン」作品を始め、色々と発売。
ジジィがカッコイイダークファンタジー『銀狼ブラッドボーン』も間もなくクライマックス。
仲間やかつての強敵たちと共に災厄に挑む「銀狼」ハンスと
ハンスの過去を踏みにじりせせら笑う「骨喰い」グリム。

吸血鬼の力を借り最後の戦いに挑むハンスの戦いの結末や如何に。
マンガワン/裏サンデーで連載中です。
10月13日発売
コミックDAYS連載作品などが登場。
忍者と極道の血みどろの戦いを描く『忍者と極道』も7巻目。
『忍者と極道(しのはときわみ)』だった頃から追いかけていますが、
大量のイケメンが総理官邸に押し寄せたり女子高生の生首が飛んだり
総理大臣が麻薬(クーポン)キめて悪童(ガキ)を半殺(シバ)いたりと
虚無(シャバ)いこの世の中を全速力で暴走(ハシ)り続ける様な偉大(パネ)ェ漫画ッス。

コミックDAYSとマガポケで連載中。
コミックDAYSは月曜12時更新、マガポケも後追いで土曜日0時更新ですが、
最新話の先行配信はマガポケの月曜0時更新が最速です。
『殺し屋やめたい!』は仕事に疲れた女殺し屋が女子高生と付き合い、
自らの人生を考え直すラブストーリー、なのかなー。
殺し屋として日々を過ごし、その告解を繰り返すローズ。
彼女の厄介な告解を聞き悩む神父は恋人・紅華の父親でした。

人生にすら意味を見出せなくなる中、その出会いを大切にしたいローズ。
神父を父に持ち、同性愛をする自分の秘密を隠し通そうとする紅華。
娘の心配と告解の件で公私ともに悩みを抱える神父。
様々な組織の思惑が絡み合う中、
奇妙な関係は更に面倒な事態に巻き込まれていきます。

コミックDAYSで隔週連載中です。
10月15日発売
マガジン系列の作品がいろいろと発売。
超攻撃型サッカー漫画『ブルーロック』は2022年にアニメ化が決定。
是非今回のU-20戦までアニメ化してほしい所ですが、
「青い監獄」内の話だけで3クールくらい入りそうだし、アニメの人気次第になりそうですなぁ。

マガポケでもご覧いただけますので気になる方はそちらでご覧あれ。