『十二大戦』コミカライズ版第23話 あらすじとネタバレ感想~飲んで飲んで飲まれて飲んで

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現在の状況、残りは子丑寅の筈なのだが
十二大戦 第二十三話より

ジャンプ+にて連載中、西尾維新さん原作/暁月あきらさん作画
『十二大戦』マンガ版最新話が公開されました。

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十二大戦 コミカライズ版

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『十二大戦』コミカライズ版第22話 あらすじとネタバレ感想

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第二十三話【丑寅卯】

『寅』の戦士・妬良。
本名・姶良香奈江。
1月1日生まれ、身長154cm体重42㎏。

姶良香奈江の過去
十二大戦 第二十三話より

武門の家系で真面目過ぎる位真面目だった彼女は
「戦う」という野蛮で暴力的な行為を
「道」であると解釈し習得してしまった。

それが良くなかった。

戦う道筋として戦場へと踏み入れた彼女。
現実の戦場というものをまともに考え、
まともに捉えてしまった。

戦場にて気づいた現実
十二大戦 第二十三話より

正義だと思ったものは、
ただのスローガンだった。
害悪だと思ったものは、
思いの外世の中を支えていた。
戦場が無ければ生きていけない人もたくさんいた。

自ら歩んできた「道」はただの泥であった訳で
十二大戦 第二十三話より

自分が信じていた「道」は、
ただのマボロシに過ぎなかった。
どれでも彼女が泥の上に
「道」を貫こうとすれば、
誰もがそれを折り曲げに来た。

まっすぐ歩こうとすることも、
生きようとすることも
世界は許してくれなかった。
ゆえに、彼女は道を外れた。

道を外れ、酒におぼれる妬良
十二大戦 第二十三話より

他人に折り曲げられる前に、
自らの意思で外れて行った。

酔っている間は何も考えなくて良くなって
何も気にならなくなった。

真面目過ぎた、純粋過ぎた彼女は、
例えば『申』の様な良い意味での強かさも
『酉』の様な悪い意味での強かさも、
どちらも持っていなかったのです。

人として全てを捨てる
十二大戦 第二十三話より

人としての迷いも
戦士としての悩みも無くした彼女。
その体は次第に、酒と血で
ズブ濡れになっていきました。

そんなある日、一人戦地を彷徨う彼女。

不真面目な方が良いってさ
十二大戦 第二十三話より

一人考えるその後ろから銃を持った兵士が
現れますが、軽く一蹴します。

そして、囲う様に現れる敵兵たち。

予想通りの罠
十二大戦 第二十三話より

まぁ良いか、と構えたその瞬間、
目の前に飛び込んできたのは
寸分なく首を切り飛ばされた兵士たちでした。

切り裂く一閃
十二大戦 第二十三話より

怪我はないかね?お嬢ちゃん。
と彼女に声をかける失井。

呆然としていた彼女は、
少し間をおいて我に返ります。

一瞬であれだけの兵の首を
切り飛ばした彼の動きを美しいと感じ、
その寸ほどの迷いも無い真っ直ぐな剣筋を
正しい事を正しいと確信している
理想的なそれだと思い、
何より自分がお嬢ちゃんと呼ばれた事に驚きます。

お互い何歳なのさ
十二大戦 第二十三話より

彼女の心中を知らず、
きみをいじめる奴なんていない、
安心したまえよと声をかける失井は
安全な場所まで私が送ろうと
妬良をエスコート。
それに対し、喉を鳴らす妬良でしたが、
結局おんぶで運ばれることに。

おんぶで運ぶ
十二大戦 第二十三話より

自分で飲んだんだけどねぇと
頭の中で収めておきながら、
彼の剣捌きを改めて思い返します。

一体どうすればあんな、
迷わず不安を感じず間違わずに、
あんな「正しいこと」ができるのか。

理解出来ない妬良は、
そのまま素直に尋ねる事にしました。

「正しいこと」をするにはどうすればよいのか。
問われた失井は、彼女に
きみは正しいことがしたいのかね?と
問い返します。

力強く、頷く妬良。
その答えを受け、
彼は己の行動原理を言語化するというのも、
たまにはよいだろうと、
少し考え、その考えを口にしました。

①正しいことをしようとして②次に正しいことをする
十二大戦 第二十三話より

その予想外の答えに、
はぁ?と声をあげる妬良。

つまり正しいこととは、
しようと思わなければできない
ということなのだがね。
と持論を続ける失井。

ですが、妬良には理論が天才過ぎて
何も伝わりません。
それが出来ないから苦しいと言っている。
だから尋ねているというのに。

悪行のデフレスパイラル
十二大戦 第二十三話より

続く彼の言葉に、自らを当てはめる妬良。
酒におぼれる姿が、まさにその通り。

しかしそれに相反して、
「気付かない内に正しいことをしていた」
「いつの間にか善行を働いていた」
とかは絶対にない、
意志が無くては正しさはない。
と続ける失井。

もしも君が正しいことをできなくて
苦しんでいるのだとすれば、
それはきみが正しいことを
しようと思っていないからだ。

その言葉に、
そんなものは所詮天才の天才理論だと、
頭の中で否定する妬良。

でしたが、それを知らずに
失井はその否定を更に否定します。

できないのではなくやらない
十二大戦 第二十三話より

失井に連れてこられた陣営のテントの中、
一人座り込む妬良。

お嬢ちゃんとのお別れ
十二大戦 第二十三話より

きみが私のような皆殺しと
二度と会わずに済むことを祈っているよ、
と言葉を残して。

妬良は一人考えます。
あくまで彼は正しかったと。

戦場の矛盾を直視したまま、
その矛盾と真っ直ぐに戦っていた。
同じ戦士の筈なのに、ありようは違った。

本当に戦士と呼んでいいのは、
呼ばれる資格が有るのは
ああいう者だけなんだ、と。

そして、その姿に憧れ、
自らもなりたいと、願うのでした。

描いた理想の未来
十二大戦 第二十三話より

そして数年が経ち、
十二大戦の会場で再会が出来た二人。

しかして再会はならず
十二大戦 第二十三話より

考えてみれば、彼からすれば
何年も前の戦場で助けたガキ(と思ってた)の内の一人。
憶えている訳が無い。

だから考えを変えた。
この馬鹿と、この丑と正々堂々戦って、
「一人の戦士」として認識させてやると。

改めて対峙する失井と妬良。
向かい合う二人の対決で先に動いたのは
そのどちらでもなく、細切れた筈の
『卯』の死体なのでした。

動き出すは、死体
十二大戦 第二十三話より

感想

今更な話なんですけど、
この人たち一体何歳なの?(笑)

女子中?高生の頃は真面目過ぎた姶良さんが
戦地に行って、道を外れるまでに
数年は有るでしょう。
その後不真面目ルートでも、
一人でいるところに罠を張られるってことは
それなりに戦果は有る訳で、また数年?
で、その数年後に十二大戦ですから、
…意外とビキニに皮ジャンで虎耳な姿は
痛々しかったのかな?(笑)

でもそれだけ歳を重ねてる割に
失井さんは変わらぬお姿。
まぁじゃあかかって5年という事で、
妬良さんも二十代前半のレディという事で。

そんなレディ・妬良さんの過去と
失井との出会いが描かれました今回、
色々有ったんですねぇ、彼女にも。
酒を飲んでは飲まれてると思っていましたが、
飲まれる様になったのも、自らの真面目さが故に、と。

①正しいことをすると決めて、
②正しいことをする。

失井さんが言ったセリフですが、
確かに無意識に善行を行う人間なんて
ほぼほぼ居ませんわな。

例えば落ちているゴミを拾わない人は
「自らがする事ではない」という考えが働いて
放置しているとか、まぁわざとの人もいますが
大体は意識しないからそうなります。
別にそれが悪行とは言いませんが、

対してゴミを拾う人は「ゴミが落ちてる、拾おう」と
考えて、行動している訳ですしね。
それがスムーズでもぎこちなくても、
善行を行うというのは「やろうと思ってする」
行動になる訳ですね。

無意識にや不注意で手に持ったゴミを落とす事は有っても、
落とさない様にするのは意識的な行動ですしね。

仕事でもプライベートでも、
正しくあろうとするのであれば、その意識は大切。
言うが易し、行うが難しですが、
ぜひ心に留めたいセリフですね。

道を外れ、アルコールに塗れ、
淀んでいた妬良の心に光明を射し、
彼女の進む道を決めた失井さんのパワーフレーズ。

で、正しい道を進もうと心掛けた結果が、
相手が増える程に飲んだくれて戦う
呂律も回らないあの姿なのかと(笑)

そこんところ気になりますが、
まぁ戦士としての強さを求めた結果なのだと
納得することにしましょう。

そんな彼らの戦いは思いの外
素直に進んではくれない様で。
憂城だったものが蠢きだしてますね、
凄いな【死体作り〈ネクロマンチスト〉】、
コマ切れでも良いんだ。

次回更新は3月31日。
やっぱりただでは死んでいなかった憂城、
一体あの状態から何を為すのでしょうか。
次回もお楽しみに。

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正しい強かさを持った『申』の活躍や、
悪い強かさを持った『酉』の画策など、
その辺り気になる方はダウンロードしてご覧下さい。
大体三話~九話辺りです。

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