『わたモテ』第132話 あらすじとネタバレ感想~新入生・雫に襲い掛かる少女漫画的展開の数々
ガンガンオンラインにて連載中、谷川ニコさんの
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喪132【モテないし先輩後輩の関係】
遠足も終わり日常に戻った智子。
様々な関係の変化も有りましたが、
授業中は皆様々な感じ。

眠気で舟を扱ぐ子もいれば、
こっそりケータイを見る子も居たり。
そんな授業も終わり昼休みへ。
いつもの関係に戻れた陽菜と茜、
そして明日香の3人で談笑中。

遠足で茜・明日香と喧嘩別れした小陽は真子を誘いたい、が、
ゆりと智子とおしゃべり中で誘いにくい。
あいつらと仲良くなるしかないのか…と
悩みながら聞き耳を立てると、
真子から智子へオススメ少女漫画の紹介中。
漫画を渡された智子は少女漫画に対する率直な意見を述べます。
少女漫画っていつも主人公にイジワルするライバルの女子を
なんやかんや主人公が許して親友になったりする。

許す主人公も嫌だし、イジめてたくせに
急に友達面するライバルもムカつく。
想定外の持論に辟易する真子ですが、
一方ゆりはすごい分かるとすんなり同意。

彼女たちのやり取りを聞いた小陽は無理だと悟り、
別クラスの友達の元へ走る事を決意しました。
少し経ち、陽菜がゆり・真子の元へ智子の所在を尋ねるも、
いつもお昼食べた後はどこか行ってるとの返答。
智子は一人中庭へ移動し、
渡されたマンガを読んでいました。
地味系女(という設定)がイケメンに好かれて、という
ド定番の少女漫画の様で、
こういうマンガのせいで私の様な本当の地味女が
高校生活に変な憧れを持つんだ。と、
達観したかの様な感想を一人考えます。

そんな彼女の目の前に、男子二人を連れた女子が一人。
見たところ1年生の様です。
結局顔が良い女しか少女漫画みたいな
高校生活は送れないんだとやさぐれていると、
その女子が智子に気付くや否や、駆け寄ってきました。

彼女はボランティア委員で受験の手伝いをしていた時、
保健室で話をした女子生徒でした。

横に腰掛ける、平沢雫と名乗る少女。
あの男子たちは良いの?と気を遣うも、
一緒にご飯を食べて貰ってるだけという、良く分からない返答。
智子が疑問に思っていると、雫は先輩である智子に、
悩みを打ち明け始めます。

だからいつも一人教室にでいづらくて、
だから男子たちと一緒にいて貰っているという彼女。
でもそのせいで余計女子から嫌われていると言うが、
話を聞いた智子は思います。

私は主人公側じゃないから、少女漫画にハマらなかったのかと
自らを分析する智子の心中を知らず、
雫は智子に良かったら今度一緒にお昼食べませんか?と提案。
彼女は全く悪気は無いのでしょうが、智子はもちろん邪推します。

今の私は一緒に飯食うやつがいるしこいつを助けるメリットは無いが、
もし私が少女漫画の主人公なら、こいつを助けるんだろうか。
一人もやもやと考える彼女たちの元に、
茉咲がやってきました。

これやるよ、と差し出してきた紙袋の中にはプリン。
三牛士のお礼だとの事。
早速頬張る智子。
横に座る雫は不良っぽい人だけど友達なのかな?と
少し怪訝そうに茉咲を見上げます。
と、その視線に気づく茉咲は早速何見てんだよと喧嘩腰。

特に喋るでもなく、だり…と一言ぼやく茉咲。
そんな彼女を見て、雫は怖そうだけど悪い人では無いのかな?と
考えます。
続いてそこに現れたゆり。
根元さんが探してたよ、と話をしながらちらりと雫に目を向けます。
慌てて自己紹介をする雫ですが、
ゆりは返事もせず何食べてるのと次の話へ。

困惑する雫を無視し、会話を続けるゆりたち。
そこに大声を上げながら、陽菜が走ってきました。
ゆりに知ってたなら教えてよと話す陽菜ですが、
私に聞いてると思わなかったと、実にらしい返答。
雫に気づき、知らない子だと口にした陽菜。
雫も自己紹介をし、今度はしっかり返事を貰えます。
二人の出会いを気にする陽菜。
入試でちょっと、と説明すると、一瞬で空気が変わります。

入試の度に色んな人に声かけてんの?別に良いけど、
と不機嫌な陽菜。
彼女自身は智子の行動に対してなのだが、
雫は怒らせる様な事言ったかな?と省みてしまいます。
今まで嫌われるのは男子が原因だと思っていたけど、
自分自身に問題があるのかな。
思い悩む雫。
その目の前で陽菜が智子を明日学食行こうと誘い、
智子もまぁ良いけどと返答。
さっきお昼の誘いをしたばかりの雫はショックを隠せません。

そして智子から離れ、一人教室へと歩いていく雫。
落ち込む彼女を呼び止めたのは、智子でした。

でもさっき、あの人たちと食べるって、と遠慮する雫ですが、
明日はねと智子が返します。
毎日は無理だけど、私にとっての初めての後輩だからね。

穏やかな風が吹く中、雫は先輩のその優しさに感動を覚えます。
そんな後輩に声をかけた理由、それはもうヒドいものでした。

予鈴が鳴り、じゃあまたと約束をして別れた二人。
先輩と仲良くなれた喜びを隠せない雫の前に
突然現れた笑美莉。

肩が強く当たり、謝りながらも尻もちをつく雫。
笑美莉はぶつかった彼女は詫びもせず、
ただ一言忠告するのでした。

感想
長くて短かった遠足回も終わり、話は日常へ。
しかしながら人間関係にも色々と変化が有って、
更には智子を慕う後輩まで登場し
3年制編は更に盛り上がっていきそうな感じ。
キバ子こと小陽のぼっち編もしっかりと始まっている様で安心です(笑)
真子とご飯を食べる為には、
今まで小馬鹿にしてきた人間と仲良くならねばならぬ。
とはいえその他このクラスに助けは無く。
智子たちには仲良くなろうか考える前に
その気無く拒絶されてしまう始末ですし。
往くも地獄退くも地獄。
小陽の行く道に明るい未来は有るのでしょうか。
良い子なんですよ?とは言えない子ですからねぇ、
人間然としているとは言えますが。
これはこれで先が気になるお話。
そして智子の前に現れた「少女漫画の主人公」的後輩・平沢雫。
入試で智子がちょっと良い事言ったあの受験生でした。
この子ですね。

ナチュラルボーン男誑しの様な彼女。
本人に悪気も悪意も無い様子なだけに、余計質が悪い。
合格発表の時点で智子的にクズと認定していた彼女。
今回、更にそのキャラクターが濃くなりました。
今後はそのネタで智子を楽しませる存在になりそうです。
そんな彼女と智子の前に現れる智子の友人の数々。
智子のイメージからかけ離れた人たちの登場に雫もビックリ。
茉咲は律義にプレゼントのお返しを用意。
多分隠れ目さんのぬいぐるみのお返しとかも、
しっかり買っていったんでしょうね。
本当そういう面倒見とか良い子ですよね、
年下だろうと直ぐ食ってかかりますけど。
遠足の終盤、「嫌でも付き合っていく」となっていたゆりと陽菜の関係、
中々良い感じに仕上がっています。
友達の友達同士、仲良くなるでもなく嫌い合うでもなく。
袖振り合うも多生の縁と言いますし、
折角だから仲良くなったら良いのにと思います。
小陽もですけどねー。
仲良しこよしを見せつけられて去ってしまった後輩・雫でしたが、
智子はしっかりと呼び止め、約束をしました。
これは準レギュラーの予感。
ゲッスい考えをする智子の心中も知らず、
優しい先輩として付き従ってくれそう。
智子にとって初めて、「先輩として何かしてあげる」後輩の登場になります。
変態シスターズ・妹も後輩っちゃ後輩ですが、
先輩として何かしたとは言い難いし。
卒業式の時に思った気持ちを、少しでも成す事が出来るのでしょうか。
そして最後に現れたウッチー。
智子に近寄る女狐にしっかりと釘を刺しに来ました(笑)
最後に現れた、様に見せかけて
実はだいぶ前から居たんですけども。

おわかりいただけただろうか。

そう、彼女は雫が来るよりも先に、すでに智子のそばに居たのです。
きっと智子が教室を出ると同時に背後から近寄り、
この位置で見つめていたのでしょう。


常に後ろに陣取っています。
ホント歪みねぇな(笑)
心が繋がってるという勘違い思いも
加藤さんの牛の数に掻き消され、
やっぱり近くにいるのが一番と判断したのでしょう。
そりゃ後輩だろうと関係なく圧を与えますわ。
次回更新は4月26日。
そして遠足編を完全収録した最新刊13巻が
7月21日発売と発表されました。

描き下ろしも含め、期待大な最新刊ですね。
次回更新共々、期待して待ちたいと思います。
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