『十二大戦』コミカライズ版第27話 あらすじとネタバレ感想~爆発オチと呼ぶには火力が強すぎる

18/04/29web・スマホマンガ, 更新情報ジャンププラス, 十二大戦

女性陣の一幕

ジャンプ+にて連載中、西尾維新さん原作/暁月あきらさん作画
十二大戦』マンガ版最新話が公開されました。

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第二十七話【子丑卯申】

『卯』の戦士・憂城の策略に嵌り、
絶体絶命のピンチに陥った『丑』の戦士・失井。
そこにやってきたのは最後の一人、『子』の戦士・寝住でした。

彼が取り出したのは『未』の戦士・必爺が作成した爆弾、
投擲手榴弾【醜怪送り】。

死体の相手をするには最適だが、
どこからそんなものを。
動けないまま寝住を見つめる失井。

醜怪送り、未のとっておき
十二大戦コミカライズ版 第27話より

必爺が開戦時に言っていた「強力な爆発物」。
コイツはあの時『申』が破壊したビルの衝撃の、
数十倍の威力を持つ爆弾。

見上げる申
十二大戦コミカライズ版 第27話より

だがそれを見ても、『申』が動く気配はない。
『丑』が『卯』に殺されるまで動くことは無い。
彼女の素振りで、そう判断する寝住。

まだ『卯』の気を引きつけて。
考える寝住を見つめる憂城は、
彼の背後から埋まっていた得物で襲い掛かるのでした。

【ねずみさん】発動
十二大戦コミカライズ版 第27話より

気付いた寝住は自らの能力【ねずみさん〈ハンドレット・クリック〉】を発動。
左右に避けるかあえてそのまま、3通りの道筋を想定します。

選んだのは3番、あえてそのまま。

あえてそのまま
十二大戦コミカライズ版 第27話より

服の中に仕込んできた鉄板で回避します。
が、続けざまに本体で襲い掛かる憂城。

襲い掛かる卯
十二大戦コミカライズ版 第27話より

難なく回避し、失井たちを挟んで反対側まで移動。
その速さに、失井は驚き、生き残れたわけだと納得します。

そして寝住は、こんなこと言っても気休めになるか分からないがと
突然失井に話し始めました。

寅が未を倒していたから出来る事
十二大戦コミカライズ版 第27話より

だからここから先はあんたの相棒の功績だ。
それを踏まえた上で、何か言い残す事はあるか?
と、問いかけます。

相棒であった『寅』の戦士・妬良。
彼女の最後の表情を思い浮かべた失井は、
意を決し、返答します。

ない、やってくれ
十二大戦コミカライズ版 第27話より

その言葉を伝えた彼は、寝住を見ながら考えます。
たとえこの少年が世界一の大悪党や、
姑息な卑怯者だったとしても、
『卯』が優勝してしまうより確実にマシだ。

『申』と私と『卯』の死体が世界中の戦場に赴く。
そんな未来よりひどい未来なんてある筈がない。

死体が死体を量産する未来なんて
十二大戦コミカライズ版 第27話より

「正しいことをすると決めて」「する」。
妬良が自らに体現した行動。
自らが基準とした行動理念。

私にとってはこれが正しいことだ
十二大戦コミカライズ版 第27話より

そして彼は目を閉じ、自らの名乗りを上げるのでした。

その言葉を聞いた寝住は逡巡し、
わかったと【醜怪送り】を放り投げます。

わかったと、爆弾を投げる子
十二大戦コミカライズ版 第27話より

起動する【醜怪送り】。
寝住はいつか砂粒とした約束、
【死体作り〈ネクロマンチスト〉】に操られる様な事が有ったら、
きみが私を殺してと言われたあの言葉を思い出し、
約束は守ったぜとその場から離れるのでした。

寝住の言葉に振り返る砂粒
十二大戦コミカライズ版 第27話より

失井は目を閉じたまま、思いを巡らせます。
鼠とは、牛の頭に乗り干支の一番乗りをした動物だったかね。
同じ様に私も乗られてしまったのかね?と。

だとしても良いだろう。
彼は、寝住から聞いた言葉に満足をしていました。

気休めで心安らぐ
十二大戦コミカライズ版 第27話より

「十二大戦の優勝」くらいのどうでもいいものは、
譲ってやっても構うまい。

憂城が蠢く中、安らかな表情で彼の願いを思う失井。

子に感じるデジャビュ
十二大戦コミカライズ版 第27話より

そして、十人の戦士が敗れ、死して尚戦った十二大戦を終わらせる、
最後の爆発が広がるのでした。

爆発オチ
十二大戦コミカライズ版 第27話より

 

感想

遂に終わってしまいもした。
寝住さんの良いとこ取り大爆発で今回の十二大戦は終了の様です。

流石にこの一角が無くなりそうな大爆発で、
尚『卯』の体が残っているってことは無いでしょう。

運営の方々はすごい権力で街から人を居なくしたりしていましたが、
こんなことされたら頭抱えるんじゃないでしょうか(笑)

にしても必爺さん、大事に巾着に入れてた爆弾【醜怪送り】、
虎の子の一発かと思ったら何個も有るのかよ。

わかったと、爆弾を投げる子
十二大戦コミカライズ版 第27話より

なんかこのシーンがシュールで笑える。
一発でビル破壊の数十倍なのに、明らかオーバーキルだわ。
まぁ確実に仕留めないと寝住さん勝ち目ないし、
そりゃ徹底的にかかるか。

失井さんも安らかに逝けて良かったのかなー。
女性に跨られながら別の女性の事を考えて爆死って、
中々類を見ない死に様だとは思いますが(笑)

にしても、遂に発動した寝住の能力、【ねずみさん】。
どういう能力なんでしょう。
選択肢を想定し、その先に予想される最適ルートを判断する
知能的な能力なのか、
それとも想定したルートの中から最適なルートを選べる
並行世界的なアレなんでしょうか。
〈ハンドレット・クリック〉というからには最大100通り出せそうですけど、
回避一つに100個も想定していたら、
「敢えてコマネチのポーズ」とか「かわせない。現実は非情である。」
とかまで出てきそう(笑)
その辺り、次回ネタバレしてくれることを期待します。

次回タイトルは前回の予想通り【子】。
遂に集結した十二大戦。
先日最終話の入稿が完了したと
暁月さんのつぶやきが有りましたので、
後2話くらいなのかなー。

次回更新は5月5日。
単行本最終巻は7月予定。
あと少し、しっかりと追いかけて、
終わったら録り貯めてるアニメをいい加減見始めたいと思います。

スマホアプリ「ジャンプ+」では、
そんな『十二大戦』のマンガ版が基本無料で配信中。
『申』の戦士・砂粒と寝住の約束は、
7話辺りをご覧ください。

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