『青のフラッグ』第30話 あらすじとネタバレ感想~徐々にバレていく二人の関係

ジャンプ+にて連載中、KAITOさんの
『青のフラッグ』最新話が公開されました。
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「第30話」
昨晩電話で約束した下校の時間、
突然の用事が出来た二葉は事情を説明し、
太一に待っててとお願い。

少し間を置き、了承した太一は、
適当に時間つぶしてるから連絡くれと返答。
急ぎ去って行く二葉を見送り、
とは言ったもののどう時間をつぶしたものかと
あぐねいていました。
そこに声をかけてきたのはトーマ。
彼が持つ掃除道具を見て、手伝う事にした太一でしたが。

怪我の気遣いかと判断したトーマはその助力を拒否。
そういうのじゃなくてヒマつぶしだと慌てて説明します。
ヒマつぶし?と聞かれた太一。
仕方なし、二葉と帰る約束していると恥ずかしがりながらも伝えると、
うまくいってんじゃんとトーマが茶化しにかかります。

そして、結局掃除を手伝う事で時間を潰す太一。

ふと、ごめんなと呟きます。
その言葉を聞いたトーマは彼を叱ります。

オレのおかげと思うならもっと素直に喜んでくれ。
そう言いながら椅子を下ろすトーマ。
良かったことだけ考えようぜと、明るく太一に伝えます。

で、二葉は?と所在を尋ねるトーマ。
園芸部に用が有るらしいと伝えると、文化祭何かするの?と
トーマが再び尋ねます。
特に知らない太一。
太一自身は文化祭どうするのかと聞かれると、
クラス参加も無いし、特に何もとの答え。
トーマに聞き返すと、1・2年の練習試合を見に行くそう。
太一は文化祭来ないのかとの問いに、生返事で返す。
そんな彼に、トーマが突然話の飛んだ質問を投げかけます。

太一のリアクションに違ったっけ?と確認するトーマでしたが、
太一は詳しく知らないとの返事。
なんで知らないのかと追及しますが、
返事できず黙り込んでしまいます。
自分の彼女の事知んなすぎじゃね?と注意されてしまう始末。
むしろ何で知ってるんだよと言い返しますが、
クラスメイトからサボるなと注意され、話はおざなりに。

そして何だかんだで時間はつぶれ、
二葉と合流。
階段を下り、下駄箱で靴を変えている最中、
その横を二葉の友人たちが偶然通りかかります。

バッチリ気付かれてしまい、
歓声の中下校する羽目になってしまいました。

歩きながら、園芸部が文化祭で何をするのか尋ねる太一。
毎年お花の苗を売り、去年から部で育てたハーブを使った
ハーブティーをやったりしているとの事。
今年はクッキーも焼こうかと検討しているそうで、
3年の二葉も部員が少ない為手伝いに行くそう。

太一は来ないのかと尋ね返されますが、
それどころじゃないしと乗り気でない返事。
ヨーキーくんたちとはと聞かれますが、
去年もあいつらとサボってたとの事。
残念がる二葉。
を他所に、前を歩くカップルの手を繋ぎ歩く姿に
釘付けになる太一。

二葉に呼ばれ、我に返る太一。
野田さんたちが文化祭で平沼くんたちと一緒に
バンドやダンスをやるそうで、
見に来てと誘われていると、
しどろもどろに話す二葉。
緊張しながらも一生懸命に、太一を誘います。

そのお誘いに、じゃ行くと二つ返事。
また新しい約束を結ぶのでした。
お店に入り、勉強会。
トーマに言われた志望校の話をすると、
同じなの?と二葉も驚きの様子。
太一くんどこと尋ねられ、明大と答えると驚きの表情。
学部は、太一が理工、二葉が農学部。
するとキャンパスも一緒。
喜ぶ二人でしたが、その後二葉の表情が曇ります。
実はまだ悩んでると、吐露する二葉。

オープンキャンパスも行って雰囲気も良かったんだけど、
行けるなら上の大学を目指した方が良いかなと。
あと一応国立も目指してはいてと話す彼女に、
どこの国立かと尋ねると千葉大か、と答えますが、
太一を呼ぶ声に話が遮られてしまいます。

二人に確認しながらも横に座り出すマミを諫めるトーマ。
別のとこに座るぞと言いますが、
他の席は空いていません。
じゃ出るかと言い出しますが、
横に座ればいいと太一が気を遣います。

そして、結局横の席に座ったトーマたち。
マミは一生懸命勉強する二人をじっと観察します。

何学部目指してるの?と突然質問をするマミ。
二葉が農学部と答えると、農家になりたいの?と
少しずれた返事。
お花が好きでと答えると、
ケンスケからも質問が。

紅潮しながらも、簡単なのならと答えると、
すげーえと素直に感嘆。
一ノ瀬は?と話を続けるマミ。
工学か理工と伝えると、物作る系だっけと
またもざっくりとしたイメージ。
そんなマミは、自身の進路を告げますが。

リアクションに納得しないマミは、
引き続き太一の髪型の話へ。
何この寝癖頭、乾かして寝てるかトリートメントしてるかと
ツッコミながら、彼の髪をいじり始めました。

が、次の瞬間話題は二葉の髪へ。
髪綺麗でふわふわで羨ましいと言い出すマミは、
後頭部とか頭の形綺麗だよねーとべた褒め。
突然の攻撃に慌てふためく二葉でしたが、
更にいきなりトーマが頭を触り出し大慌て。

俺も二葉の後頭部丸っこくて可愛いと思ってたと
笑って謝るトーマ。
そんな彼を呆然と見つめる太一。
トーマの頭もキレイだと褒めるマミに、
ケンスケが自己アピール。

サラサラ王子様ヘアーはオレにクソ似合わんのだろ?と
返すケンスケ。
マミはその問いに、クッソ似合わねぇと強調して答えます。
髪質がムリ、絶望的とダメ押し。
一ノ瀬も短くしなよー、トーマぐらい。
頭の形も悪くないし爽やかになって良いってと
提案するマミは二葉に同意を求めますが、
シンゴからボーズ好きなお前の趣味だろとツッコまれます。
話が続く中、そろそろ予備校だからと切り上げ、
太一たちは四人と別れるのでした。
二人になり、二葉に質問する太一。
髪、どんなのが好みなんだと。
今のままで全然、好みとかはと答えますが、
ホントかよと追及すると、二葉は突然ニヤけだします。

湯気が出るほど紅潮する二人。
取り繕う様に、お互い頑張ろうな勉強と
別れの挨拶をします。
そして、同じ大学行けたらいいなと改めて口にする太一。
彼女の返事も待たず、あいさつを済ませ歩いていきました。
手を振り、彼を見送る二葉。
しかし、その表情は暗く、不安をよぎらせるのでした。

感想
相変わらずリア充爆発しろと言いたくなる『青のフラッグ』。
トーマも松葉杖なしで歩ける位には回復し、
時間の経過が感じられます。
久々にそんなトーマと話をした太一。
第1話の時にはなんか苦手になったと言っていた彼でしたが、
もうすっかり昔の仲良しの関係といった感じ。
恋愛トークまでしちゃったりなんかして、
本人の気も知らずにねぇ。
そして、そんなトーマから志望校の話を聞いた太一。
いや、別に付き合うとかじゃなく仲良いなら聞いてるだろうと。
まぁお互い知らなかったようですし、
それだけ自分の勉強に必死なんでしょうね、彼らは。
実際そういう仲だと同じ進路選ぶことも有るでしょうが、
そういうのって大体進学先で色々有って
色々有っちゃうんですよねぇ(笑)
とはいえ、いまだ手を繋ぐことすら緊張して出来ない、
ネンネなお二人さん。
文化祭では、一アクション位進んでほしいものです。
が、そんな彼らに割って入るお邪魔虫・マミ。
今回のやり取りを見ていると
この二人に割って入ろうとするとトーマが構ってくれるから、
という考えに見えなくもないですな。
それは心証を悪くする悪手なだけの気もしますが、
マミの真意は未だ分からず。
わかったのはボーズ好きという事と、
ケンスケの彼女がサラサラ王子様ヘアー好きという事くらい(笑)

ともちんと呼ぶくらいに、仲良いんですねマミとも。
二人がどんなトークしてるのかソレはソレで気になる。
次回、太一くんは髪を切ってくるのでしょうか。
彼女が短いのも良いかなと言ったので、とバッサリ行かれると
主人公の見た目が突然変わってしまうからソレはソレで困る。
そんなお互いの一挙手一投足に恥ずかしがり、緊張する二人。
太一は同じ大学行けたらいいなと言いましたが、
二葉はそうでもない様子。
太一お前人の話聞いてたのかよと。
国立とか他の大学の話とかしただろうがよと。
彼の「同じ大学」というのが、自分の目指す明大なのか、
それとも彼女の目指す国立や、他の大学なのか。
きっと明大を指しているのでしょう。
その言葉は二葉を縛り付けてしまうのか、
それとも、彼女の意思で彼の言葉に反発するのか。
恋愛を取るか、自らの目標目的を取るか、
多感な年ごろならではの悩み、
実に初々しくて爆発してほしくなる。
そんな一抹の不安もよぎる次回更新は6月6日。
太一の髪型は変わっているのか、お楽しみに。
スマホアプリ「ジャンプ+」では、
そんな『青のフラッグ』が全話配信中。
ケンスケの彼女・ともちんの登場は
第25話をご覧ください。